2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

夜の涼しさが残っているのは朝八時頃までで、その後、太陽が上がるにつれて外の気温はぐんぐん上がる。 夕方になる頃には、行き場のなくなった「暑さ」が木陰や屋根の下はもちろんのこと、至るところに入り込んでしまったかのようで、どこにいても頭がぼーっ…

テラスのバードバス、釣り下げていた釘がはずれたので、一時的に植木鉢の上に乗せている。 昼間、いろいろな鳥が行き来するのを眺めていたら、その中に一羽、動きの遅い小鳥を見つける。尻尾も変に短いので、何の鳥かと思ってよく見ると、 巣立ったばかりの…

平家物語を読む125

巻第八 室山*1 さて、木曾義仲は備中国の万寿の庄*2に軍勢をそろえ、今にも屋島へ攻め入ろうとしていた。そこへ、義仲が留守にしている間、都を守るために残っていた樋口次郎兼光からの使者が到着した。「十郎蔵人行家殿が、殿のいらっしゃらない間に、後白…

昨夜、クロはさっそく二階の穴から三階へ跳び上がった。高さがかなりあるので心配していたが、問題なかったようだ。 ただ、下りるのは躊躇しているようだったので、対策を考えることに。 迷路のような(実際は窓を生かすための苦肉の策)、中二階を作った。…

兎屋敷二号館

約一年前に作ったうさぎのためのダンボールハウス、損傷が激しいので新たなものを作ることにした。 これまでの兎屋敷に使用しているダンボールほどではないが、引越しの際に使ったダンボールでそこそこ丈夫なものが残っていたのでそれを使用することに。 ま…

平家物語を読む124

巻第八 瀬尾最期*1 木曾の義仲は水島での敗戦を聞いて、「心穏やかではいられない」と、一万騎で山陽道へ馳せ下った。ここに、備中国の住人で瀬尾太郎兼康という者がいる。倶梨伽羅峠の戦で、加賀国の住人・倉光次郎成澄に生け捕りにされた平家の侍で、その…

部屋に出ている時のクロは、気がつけば、トイレやエサ、水が置いてあるマットの上にいる。自分の場所だと思っているのだろう。 兎屋敷にいることも多い。一階部分に寝そべっていることもあれば、三階部分で伸びていることもある。 その次に多いのは、テーブ…

平家物語を読む123

巻第八 水島合戦*1 平家は讃岐国の屋島にいながらにして、山陽道八ヶ国*2、南海道六ヶ国*3の全部で十四ヶ国を討ち取っていた。これを聞いた木曾義仲は、癪にさわる事だと、すぐに討手を送った。矢田判官代・義清を討手の大将軍、信濃国の住人・海野弥平四郎…

朝はかなり涼しかったが、昼に近付くにつれてどんどん暑くなった。 先日、川沿いの国立公園を訪れた際には、ほとんど鳥の姿を見ることができなかったので、今日は昼近くに行ってみることにする。 川沿いの道を歩いていると、そこかしこから鳥の鳴声がした。…

平家物語を読む122

巻第八 猫間 都へ戻った康定が後白河法皇の御所を訪ね、関東での様子を詳しく伝えると、法皇も感激なされ、公卿・殿上人も皆が会心の笑みを浮かべた。兵衛佐・頼朝はこのように立派であるというのに、都の守護を行っている木曾の左馬頭・義仲はというと、立…

停電

今日のニュースで、今年もハリケーンが多く訪れる年になりそうだと聞いた。ハリケーンシーズンと言われるのは6月から11月まである。 一昨年、こちらに来てまだ数ヶ月の7月、大きなハリケーンが私の住む都市を通過した。この時は丸3日、電気が止まった。 それ…

今朝も川へ行ったが、鳥の鳴声はあちこちでするものの、その姿を見ることはほとんどできなかった。 家のフィーダーには、今日も入れ代わり立ち代り、いろいろな鳥がやって来ていた。 一番よく姿を見せるTufted Titmouse(エボシガラ)。 すっかり小さくなっ…

平家物語を読む121

巻第八 征夷将軍院宣*1 そうしているうちに前右兵衛佐・源頼朝は、鎌倉にいながらにして征夷大将軍の院宣を受け取る事となった。この時の使者と聞く左史生・中原康定が関東へ到着したのは十月十四日の事である。頼朝は「私は長年、天皇のおとがめを受けてき…

換毛の時期のようで、クロの毛並みは今までにないほど乱れている。 本当に以前のようなきれいな毛並みに戻るのかと心配になるほど。 背中の毛は特にでこぼこです。 黒くて、どこがどこだか分りにくいクロ。耳の毛繕いに入ろうとしているようだが。

平家物語を読む120

巻第八 大宰府落*1 大宰府を都と定め、内裏を造る相談をしていた平家は、維義の謀反を耳にして、どうしてかと狼狽した。大納言・平時忠卿が「維義という者は、小松殿*2に仕える御家人でした。小松殿の人々を送って、説得させるのがいいのではないでしょうか…

フィーダーにやって来るようになったWhite-breasted Nuthatch(カオジロゴジュウカラ)。精悍な顔つきです。 黒いひまわりの種を、近くの木の枝に運んでから食べているようだった。 今日は暑かったので、バードバスで水浴びをするCarolina Wren(チャバラミ…

Covered Bridge

朝からぐんぐん気温が上がり、夏のような一日になった。 夕方、地図を頼りに近郊のCovered Bridge(屋根つきの橋)を訪ねてみる。 Covered Bridgeは1900年前後から北米各地で作られたそうで、この州だけでも数十ほどあるという。 今回訪ねたのは、1997年に建…

久しぶりにEastern Bluebird(ルリツグミ)のいる公園へ行ってみた。 が、妙にカラスの姿が目立ち、小鳥の姿はほとんど見当たらない。Eastern Bluebird(ルリツグミ)に至っては、一羽も見ることができなかった。 Northern Mockingbird(マネシツグミ)が頻…

平家物語を読む119

巻第八 緒環*1 一方、平家のいる大宰府では内裏を造る事が話題に上がっていたが、まだ都となる場所も決まってはいなかった。安徳天皇は岩戸の少卿大蔵・原田種直の宿所に留まっておられた。人々の家は野や田の中だったので、麻の衣を叩く音は聞こえないが、…

「自分」を捨てること2

「この世はただ、心の持ち方一つにかかっている」 この言葉を、近頃は特に身に染みて感じる。鴨長明の方丈記にも「三界はただ心一つなり」とあるように、もともとは仏の教えの一つだそうだ。 日々の生活も、心の持ちようでずいぶんと変ってくるものだ。例え…

朝から晴れたので、川沿いの国立公園へ行く。 週に一、二回の割合で通い始めて、そろそろ一年になる。昨年は出会う鳥のすべてが目新しかった。今年は昨年を振り返りながら、「そろそろYellow-crowned Night heron(シラガゴイ)に会えるかな」などと思いなが…

平家物語を読む118

巻第八 名虎*1 八月十日、後白河法皇の御所にて、官職を任命する儀式が行われた。木曾義仲は左馬頭になり越後国を与えられ、その上、朝日将軍という称号を下された。十郎蔵人行家は備後守になる予定であった。が、義仲は越後を嫌ったため伊予国を与えられ、…

クロが人の手をぺろぺろなめるようになったのは、我が家に来て一ヶ月もしないうちからと記憶している。 クロを撫でた後、お返しをするようにその手をなめてくることもある。ただ、足に関しては私だけで、夫の足はほとんどなめない。どのような区別があるのだ…

今朝、窓越しにまだ明けきらない薄暗い空を眺めていた。 と、「キュキュキュ」とかすかな鳥の鳴声がして、黒っぽい中型の鳥がテラスに現れた。ホバリングしながら家型のフィーダーを覗き込んだかと思うと、隣のスエットにさっと取り付いた。 ずんぐりとした…

実はこの国立公園は、州のバーディングガイドに紹介されているポイントでもある。 湿原にたたずむGreat Blue Heron(オオアオサギ)。Great Egret(ダイサギ)も見かけた。 Canada Goose(カナダガン)の姿も。 ふと、遠くで動く小型の水鳥を見つけた。色が…

朝起きた時にはぐずついていた空、昼前に青空になった。 久しぶりに車で少し遠くへ出かける。行き先は、家から80マイルほど南の都市にある国立公園、今から約6000年ほど前に人々が暮らしていた集落の遺跡が残っている場所だ。 前に一度行った時はあいにくの…

朝と夜の計2時間以外はケージで過ごすようになったクロ、その生活にも慣れてきたよう。たまにケージをがしがし噛むこともあるが、声を掛けながら撫でるとおさまることがほとんど。 ただ、家人が用事でクロのいる居間から離れると、それまで寝ていると思って…

平家物語を読む117

巻第八 山門御行*1 寿永二年七月二十四日の夜中、後白河法皇は按察大納言・資賢卿の息子である右馬頭・資時だけをお供につけて、密かに御所から鞍馬へ向われた。鞍馬寺*2の僧たちが「ここはまだ都が近くて、危ないかもしれません」と言うので、篠の峰*3・薬…

The Life of Mammals

「Life of Birds [DVD] [Import]」及び「Blue Planet: Seas of Life [DVD] [Import]」と並ぶ、David Attenborough(デービッド・アッテンボロー)によるBBC製作のドキュメンタリー。 カモノハシやビーバーなど、普段は決して見ることのできない野生生物(ほ…

しばらくの間続いていた雨が、ようやく今日の午後になって上がった。 隣の建物の前にあるとてつもなく大きな木。これだけ大きいと、気になって仕方がない。 鳥の巣もあるようで、夕方頃に横を通ると、ピチパチ騒がしく鳴いているのが聞こえてきた。