2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

今朝はなぜだか起きた時から眠かった。 が、外はいい天気なので川沿いの国立公園へ散歩に行くことにする。 湿原の道を歩いていたら、木のてっぺんにBrown Thrasher(チャイロツグミモドキ)が。久しぶりに見た。 数歩先の薮の中には、幼鳥らしきBrown Thrash…

宝物

先月、日本に行った際、夫の実家に置かせてもらっている荷物の中から、十冊の文庫本を掘り出してこちらに持ち帰った。佐藤さとるの童話集*1だ。 小学校の時に親から買ってもらって以来、どこへ引越しをしても、この童話集はいつも一緒だった。 一旦ページを…

平家物語を読む138

巻第九 二度之懸*1 そうしているうちに、成田五郎も現れた。土肥次郎実平を先頭に、総勢七千騎の軍勢も、色とりどりの旗を掲げ、うめき叫びながら戦っている。一方、源氏の正面軍は生田の森に五万騎で陣を固めていたが、その中に武蔵国の住人・河原太郎高直…

あの手この手で鳥のエサを狙うリスに、とうとうスエットも食べられてしまった。 こちらが見ていない隙に、釘に引っ掛けてある金具を器用にはずしてスエットバスケットを下に落とし、いつのまにか食べていた。 当分は普通のフィーダーだけを提げることにする…

平家物語を読む137

巻第九 一二之懸*1 二月六日の夜中まで、熊谷次郎直実・平山武者所季重は背面から攻める軍の中にいた。熊谷次郎が息子の小次郎直家を呼んで、「この軍は、全員が一団となって難所を駆け下りるだろうから、誰が先駆けという事もないだろう。さあお前、これか…

耳の毛繕いをする時のうさぎは、何度見ても見飽きることがない。 まずは両前足をなめて、 その前足を耳の付け根に。 かなり勢いをつけて挟む。 先っぽは舌で。

川沿いの国立公園へ行く。着いたのは十時過ぎ、日差しは強かったが、川のそばには涼しい風が吹いていた。 川のあちこちで、Great Blue Heron(オオアオサギ)の姿が見られた。 川から突き出た流木の先に、猛禽類らしい影を見つける。 Osprey(ミサゴ)のよう…

最初の記憶

私の母は五人兄弟姉妹の末っ子であるが、すぐ上の姉とでも十一歳の年の差がある。母が生まれた時、母の母、つまり私の祖母は四十を越えていた。その祖母は結婚して故郷を離れた娘の出産を手伝うために、当時は汽車で十二時間もかかる都市へ一人で二度も訪問…

平家物語を読む136

巻第九 老馬 平家の宗盛公は、安芸右馬助・能行を使者にして、平家の君達へ「九郎義経が、三草の平家の陣を攻め落として、今にも一の谷に乱入しようとしているという。山の方面が危険だ。それぞれが向うように」と伝えたが、皆がこれを辞退した。よって、能…

以前書いた鳥のカードの記事に、id:sakura464さんが素敵なアイディアを寄せてくださった。小さな額に入れていくつか並べては、というもの。 日曜日に立ち寄った家具屋で手頃な額を見つけたので、早速いくつか購入する。 濃い緑色の紙でマウントを施した。ダ…

ブティ

もう一つのブティのクッションに取り掛かっている。 最初のものに比べて、模様が少ない。 *画像の鳥は、American Goldfinch(オウゴンヒワ)のオスです

平家物語を読む135

巻第九 三草合戦*1 一方、平家方は小松新三位中将・資盛*2、少将・有盛*3、丹後侍従・忠房*4、備中守・師盛*5を大将軍に、侍大将の平内兵衛・清家、海老次郎盛方を始めとして、総勢三千騎ほどが、小野原から三里離れた三草の山の西の山口陣を構えた。 その夜…

朝起きた時、空には雲が薄くかかっていた。天気予報によると、徐々に晴れるとのこと。散歩に出ることにした。 とはいえ、あまり気分が乗らない。車を運転しながら、やはり今日はやめようか、と思う。夏だし、鳥もそれほど見られないに決まっている。 だが、…

平家物語を読む134

巻第九 三草勢揃*1 一月二十九日、源範頼・義経が後白河法皇の御所を訪ねて、平家追討のために西国へ出発する事を伝えると、法皇は「本朝には、神代から伝わる三つの宝物がある。内侍所・神璽・草薙剣*2がそれである。よくよく心して、これらの三種の神器を…

バジルを食べるクロを見ていた。 噛み付いて、もりもり食べていく。 ちょっと苦労しているよう。 ちゃんと食べ終えました。 ところで、部屋に出ている時のクロは常に新しいルートを開拓しようとしている。 兎屋敷の三階から、隣のケージへ行こうとするクロ。…

平家物語を読む133

巻第九 六ケ度軍*1 平家が福原へ渡って後、四国の兵士たちは平家に従わなくなっていた。中でも阿波・讃岐の役人たちは、平家に背いて源氏につこうとしていた。「そもそも我々は昨日・今日まで平家に従っていた者であり、今になって源氏の方へつこうとしても…

用事を済ませてから、川沿いの国立公園へ行く。 朝の涼しい時間帯より昼近くの方が暑いせいで人も少なく、鳥を探す人間にとっては歩きやすい。 川に出ていたGreat Blue Heron(オオアオサギ)。今日は何羽も見かけた。 ここにも、あそこにも。 Eastren Phoeb…

雨蛙

お盆は過ぎていたが、まだまだ日中は暑かった。それでも朝晩には秋の訪れが感じられるようになってきた頃だったと思う。私一人だけで数日、夫の里へ帰ったことがあった。夫はたまにある長い出張だった。 ちょうどいい機会だったので、一人で暮らす母が普段は…

暑くなってきたせいか、近頃のクロは部屋に出ている時、暖炉前のタイルの上に寝そべっていることが多い。 ピンと立った耳とはうらはらに、眠くてたまらないクロ。なみだ目になっている。 その後、やはり伸びた。 眠い眠いクロ。 もっと眠い時のクロ。横にな…

暑くなるのを承知で、川沿いの国立公園へ行く。 鳥の鳴声がしても、姿は見つけにくい季節になった。 トンボの姿は、そこかしこで見られた。 湿原の木道沿いに、ハチドリが好む花をつける植物が育ってきている。 一つだけ花が咲いていた。すべてが満開になる…

平家物語を読む132

巻第九 樋口被討罰*1 今井四郎兼平の兄である樋口次郎兼光は、源十郎行家を討とうとして、河内国の長野城*2へ向ったが、そこでは敵を討ち逃した。紀伊国の名草郡*3にいると聞き、すぐに後を追って名草に出向いたが、今度は都で戦が起こったと聞いて急ぎ都へ…

以前、ドイツに行った時にどこかのミュージアムショップで購入した鳥のカード、「Wildvögel」と「Wasservögel」の二種がある。 当時はただ、その緻密な絵が気に入って思わず手に取ったのだが、今見てみるとよく知っている鳥の顔もあって面白い。

平家物語を読む131

巻第九 木曾最期 義仲は信濃国を発った時から、巴*1・山吹という二人の侍女を伴っていた。二人のうち山吹は病のため、都に残った。巴は色白で髪が長く、極めて美しい顔立ちをしていたが、剛弓を引く世にも希な射手であり、騎乗でも徒歩でも、太刀・長刀を持…

以前のクロは部屋に出ている時、トイレ以外の場所でおしっこをしてしまうこともあった。だが、気がつけばこのところ、そのようなことはまったく起こっていない。 昨日、用事があって、朝のいつもならケージから出す時間にクロを出すことができなかった。クロ…

平家物語を読む130

巻第九 河原合戦 義仲方が戦に敗れ、戦の経緯を報告する記録が飛脚で鎌倉へ届けられた。鎌倉殿はまず使者に、「佐々木四郎高綱はどうであったか」と尋ねたという。「宇治川の先陣でございます」と答えたので、記録を開いて見てみると、そこには確かに「宇治…

久しぶりにEastern Bluebird(ルリツグミ)のいる公園へ行く。 いつもガランとしていた球場は夏休みに入った子供たちでいっぱいになっていた。 多くはなかったが、数羽のEastern Bluebird(ルリツグミ)を見かけた。こちらはメス。 たくさんのAmerican Robin…

フィナンシェを作ろうと思って材料を買いに行ったところ、アーモンドプードルが手に入らなかったので、予定を変更してロールケーキを作ることにした。 グレープフルーツの缶詰を使ってみる。 普通のグレープフルーツとルビーを交互に並べました。すっきりと…

平家物語を読む129

巻第九 宇治川先陣 佐々木四郎高綱が鎌倉殿から与えられた馬は、黒味がかった栗毛の馬で、極めて太くたくましい馬であった。馬でも人でもそばにいるものには見境なく噛み付いたので、「生きているものに食いつく」という意味から「いけずき」と名付けられた…

換毛が終ったようで、クロの毛並みが落ち着いてきた。 やっとレッキスらしい様相になってきたクロ。

まるまる一ヶ月ぶりに、いつもの川沿いの国立公園へ行く。 湿原の方に足を伸ばすと、あちこちから小鳥のさえずりが聞こえてきた。 高い木の上でさえずる黒っぽい鳥を見つける。何の鳥だろうと思って見ていると、それまで陰っていた空がぱっと晴れ渡った。黒…