2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

徒然草を読む16

第二十段 某とかいう名の遁世者が、「この世に自身をつなぎ止めるものを持っていない私だが、ただ、空から受ける余情だけは捨て難い」と言ったが、実にその通りだと思われる。

今朝は一段と冷え込んだ。毛糸の帽子にマフラー、手袋と、この冬一番の装備で川へ向かう。 かなり寒いが、風がないので辛いというほどではない。太陽の光を背中に受けながら歩くと、爽快ですらある。 木の幹をつついていたTufted Titmouse(エボシガラ)。 …

暖かい部屋で熟睡するクロ。

寒い日が続いている。 テラスのバードバスの水には毎朝、氷が張っている。昨朝は上から下まで、すっかり凍ってしまっていた。テラスの床に置いたその氷は今も融けずに残っている。 寒さに関係あるのだろうか、バードフィーダーを訪れる鳥が更に増えた。North…

徒然草を読む15

第十九段 季節が移り変わっていく様子には、事につけて心がひかれるものだ。 「もののあわれが最も勝っているのは秋である*1」と人がよく言うように、それももっともだとは思うが、より一層心を浮き立たせるのは、春の景色であろう。鳥の声などもとりわけ春…

久しぶりに二人そろっての日曜日、天気もいいのでいつもの川のやや上流にあるネイチャーセンターへ足を運ぶ。 駐車場では、Canada Goose(カナダガン)が必死に芝生を食べていた。 今日は気温が低く、風が強い。 Northern Mockingbird(マネシツグミ)に木か…

キルト

テーブルマットがないので、作ることにした。 Shell(貝)のパターンにするつもりです。

朝、ケージの掃除が済んだ後、クロには一定の行動様式がある。 この時、ドライフルーツを少々与えるので、 まず、ドライフルーツを堪能する。 次に、新しくなった水をゴクゴク飲む。クロは冷たい水が好きなよう。 最後に、新しくなったヘイを食べる。 こうし…

徒然草を読む14

第十八段 人は、己を簡素にし、おごりを退けて、財産を持たず、世の中での名誉や利益を得ようとしないのが、立派である。昔より、賢人で裕福な人はめったにいない。 尭*1の時代の賢人で許由*2という人は、携えるような貯えすらなく、水を飲むのにも手を使っ…

ようやく晴れた。朝を迎えるたびに曇り空を眺めて恨めしい気持ちになる、という日が長らく続いていたが、それも終わりだ。いそいそと川へ向かう。 すっきり晴れ渡った。 小鳥の姿はまばらだが、それでも歩いているだけでやはり気持ちがいい。このところの雨…

Kable

棒針のケースが完成。 Double-pointed needle(両端が先になっている棒針)はもちろん、輪針も何とか収められそうだが、靴下などのための短い棒針用にもっと小さいサイズのケースもほしくなった。 何とか余り毛糸で仕上がりました。 実際に針を収めた時。 フ…

徒然草を読む13

第十六段 神楽とは、優雅で、何とも味わいがあるものである。 楽器の音といえば、笛・ひちりき。琵琶・和琴の音に至っては、常に聞いていたいほどである。 第十七段 山寺に引きこもって、仏道修行に勤しんでいると、寂しいなどと感じることもなく、心の濁り…

熊のこと

こちらへ来た年の秋、ある週末に北部の山麓地域を訪れた。夫が運転する車で、谷川沿いの曲がりくねった道を走っていたとき、前方に見えるガードレールから黒い何かがひょいと顔を出した。 黒猫か?いや、鼻がとがってるから犬?何だろう、そう思っている間に…

Felt Clogsの余り毛糸がたまったので、棒針入れを作ってみることにした。これもフェルト化する。 うまくでき上がれば、片付けあぐねている棒針の束がようやく片付くことになる。

徒然草を読む12

第十五段 どこであれ、しばし我が家を離れ他所に身を置くと、目が覚めるような心地がするものである。 旅先では、ここかしこを見て歩くが、田舎びた所、山里などを訪れると、見慣れない事ばかりだ。幸便を探して都へ手紙をやり、「あの事もこの事も、都合の…

冬になり、クロはますますよく食べ、よくフンをするようになった。 胸の辺りがふくよかになったクロ。

Felt Clogs

いつも同じような色合いの毛糸を選んでしまうので、今回は思い切って自分の好みとは違う色合いの毛糸を買ったのだが、店から家へ帰る途中の車の中でもう後悔した。 しかも、二本どりで編むことをすっかり忘れて、段染めの糸を買ってしまった。仕方ないので、…

徒然草を読む11

第十四段 和歌とは、何といっても素晴らしいものである。身分の低い者や山中に住む猟師・きこりなどの行いも、歌に詠めば心をひくものとなり、恐ろしい猪も、「ふす猪の床*1」と言えば、風情を漂わせるようになる。 この頃の歌はというと、部分を見れば趣が…

Felt Clogs

前回作ったフェルト靴、机の下で履くのには問題ないが、歩き回るにはほんの少し大きかった。その上、たびたび夫が履くようになり、心なしか更に大きくなったような……。 今回は、Sサイズでややきつめに編んでみるつもりです(前回はMサイズ、ゆるめ)。

昨夜から急に気温が下がった。この冬一番の冷え込みではないだろうか。テラスのバードバスの水も凍っている。天気予報によると、まだしばらく曇りや雨の日が続くらしい。そんな中、わずかな晴れ間が期待できるのは今日だけだと聞き、川沿いの国立公園へ行く…

徒然草を読む10

第十二段 同じような心を持つ人としめやかに語り合い、興味をそそられる事も、この世のはかなさも、隠し隔てなく口に出して心を慰める事ができたなら嬉しいであろうに、そういう人がいるわけではないので、少しも異ならないようにと気にしながら心を同じくし…

タコ

新鮮な野菜に果物、肉、魚介類がずらりと並ぶ地元の大きな店がある。中には初めて見る野菜や果物もある。中米辺りのものなのだろうか。 日本の調味料や米、和食に用いるための野菜などもあるので、普段は韓国系や中国系の店に行くことが多いのだが、この頃は…

徒然草を読む9

第十一段 神無月*1のころ、栗栖野*2という所を通って、ある山里に尋ね入った事があったのだが、遥かに続く苔の生えた細い道を踏み分けた所に、ひっそりと暮している様子の庵があった。木の葉に埋もれた懸樋*3の雫以外には、音を成すものもない。閼伽棚*4に菊…

冬のフィーダーに来る鳥

ごくたまに雲の切れ間から光が射すことはあっても、今日はずっと曇り空だった。 冬になって、テラスのフィーダーにやって来る鳥の種類が増えた。写真を撮っていなかった冬鳥も、今日は撮るよう努めた。 黄色が目に鮮やかなPine Warbler(マツアメリカムシク…

徒然草を読む8

第十段 住居とは相応しく、好ましいというのが、この世の仮の宿とはいえ、嬉しいものである。 立派な人が、のどかに暮している所は、射し入る月の光もひと際しみじみとして見える事だろう。今風で、きらびやかではなくとも、木立が古びていて、自然と庭の草…

葉つきニンジンを買ったので、クロに葉の部分を与える。 一度に入れすぎではないだろうか。 食後、口の周りが汚れていますが、 ちゃんときれいにしました。

昨年末に買いそびれた2007年のカレンダーを購入する。 「Arctic」と「Walking America」、どちらも National Audubon Society のもの。 「Arctic」は12ヶ月中8ヶ月がアラスカの写真。「Walking America」は写真のトレイルの地図も付いている。

厚そうな雲が広がっているが、雨にはならないだろう。川沿いの国立公園へ行くことにした。 今朝はいつもより鳥が活発に動き回っている。曇ったせいで、少し気温が上がったからだろうか。しかし、私のカメラで写真を撮るには残念ながら光が足りない。 キツツ…

徒然草を読む7

第九段 女というのは、髪が美しければ美しいほど、人目をひくものであるが、その身分・気立てなどは、話しをする際の声によって知るところが多く、物越しであってもよく分かるというものだ。 女は事あるごとに、わずかな仕草でも人の心を惑わす。すべての女…

あくび直後のクロの前足。踏ん張った跡が見られる。