2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

平家物語を読む109

巻第七 主上都落*1 七月十四日、九州の謀反を平定した肥後守・平貞能*2は、菊池*3・原田*4・松浦党*5以下の三千騎を連れて都へ入った。九州はわずかに平定する事ができたが、東国・北国の戦はどうしても鎮定する事ができないままである。 七月二十二日の夜中…

バードフィーダー

注文していたバードフィーダーの本*1が届いた。 基本となる四種類のフィーダーや、フィーダーを訪れる鳥の行動などが分りやすく説明されており、とても参考になる。 基本の四種類のフィーダーとは、①ひまわりの種を入れた釣り下げるタイプのフィーダー、②ミ…

気がつけば、いつのまにかクロの行動が落ち着いてしまっている。 人が動けばどこにいても追かけてきたのに、最近は寝そべったまま。おしっこ飛ばしもほとんどなくなった。 好きな場所で、好きに過ごしているといった感じだ。 ケージから出てすぐに、くつろぎ…

朝、眠りから覚めたばかりの頭の中は、まだ何も書かれていない白い紙のようだ。 だが私のように小心な人間は、一日が動き始めると「しなければならない」ことに、あっという間にとわられてしまう。そこへ「こうありたい」という思いも加わって、夜、床に就く…

刺繍をする母の参考になればと思って、こちらの画集などを探していて見つけた本。 先日、母と電話で話していて、これまでは花の図案が多かったが、近頃は鳥を刺す人も増えてきたと聞いた。「鳥は難しい」とも言っていた。顔があるせいだろうか。 この本は、…

朝、入れ代わり立ち代り、いろいろな小鳥がフィーダーにやって来た。 身体の小さいCarolina Chickadee*1(カロライナコガラ)が飛んでいる様子は少しも重さを感じさせない。一回り身体の大きいTufted Titmouse(エボシガラ)がやって来ると、あわてて飛んで…

平家物語を読む108

巻第七 平家山門連署*1 平家はこの事を知らずに、「興福・園城両寺は当家に対して恨みをつのらせているので、味方に引き入れようとしても無理であろう。だが、当家はいまだ延暦寺には恨みを買っていない。延暦寺も当家に不忠を働いた事はない。山王権現に祈…

平家物語を読む107

巻第七 返牒*1 予想していた通り、この書状を受け取った比叡山の僧たちの意見はまちまちであった。源氏につこうという者もいれば、平家の味方になろうという者もいる。それぞれが違った意見を持っていた。老僧たちは評議を行い、心を一つにして、「つまると…

机に座っていると、ちょうど右前の窓越しにテラスのフィーダーが見える。 気付いただけでも今日は、Tufted Titmouse(エボシガラ)とCarolina Chickadee(カロライナコガラ)、Carolina Wren(チャバラミソサザイ)、Northern Cardinal(ショウジョウコウカ…

Nautie

ストレートタイプの殻のNautieを作った。 巻き殻より、ほんの少しだけ編みやすい。足を更に長くした。 殻の糸はOpalの靴下毛糸の残りで。 巻き殻と。

平家物語を読む106

巻第七 木曾山門牒状*1 義仲は越前国の役所*2に行って、家人・従者を集めると評議を行った。「そもそも義仲は、近江国を通って都へ入ろうとしているので、例によって比叡山・延暦寺の僧たちに妨害される事もあるかもしれない。馬で突破する事は簡単だが、平…

昼過ぎ、裏の森へ散歩に行く。 風がなく、木陰でも歩いていると汗ばんでくるほどだ。時折、木の葉のさざめきを連れて風が追いかけてきた。この時だけは立ち止まって風を待った。 大きな声でさえずるCarolina Wren(チャバラミソサザイ)。 口を開け過ぎて、…

引越し後も、兎屋敷は活躍している。 夜、部屋に出ているはずのクロが見当たらないので探すと、兎屋敷でくつろいでいた。 三階です。 なぜ、あえてここでくつろぐのか。 二回の窓から跳び出すクロ。

昨日とりつけたスエットのにおいに引き寄せられたのか、リスがやって来た。 上からフィーダーを覗き込んだり、窓の網戸に取り付いて首を伸ばしたりしている。 どうやっても届かないフィーダーを見ているリス。 昼から、いつもの川の上流にあるダム湖まで出か…

市内の鳥用品専門店で、牛脂に木の実や種を混ぜて固めたもの・スエット(Suet)ケーキとスエットフィーダーを購入。 Starling(ホシムクドリ)は逆さになって食べることができないそうで、逆さからしか食べることのできないスエットフィーダーなどもあった。…

サンルームにパソコンなどを置いているが、今度のサンルームはガラス張りのドアがあり、クロを気にせず配線をそのままにできるので助かっている。 しかしクロは、中が気になるよう。 よく覗いています。 ドアの下の部分を噛むので、ダンボールをとりつけた。

平家物語を読む105

巻第七 還亡*1 上総守・藤原忠清と息子の飛騨守・景家は、一昨年に清盛公が亡くなった時、共に出家していたが、今度の北国の戦で、それぞれの子供*2が死んだと聞き、嘆く余り、ついに死んでしまった。これを始めに、親は子に先立たれ、妻は夫と離れ離れにな…

Nautie

また編む。 殻部分の糸は、Opalの靴下毛糸の余りで。二色で交互に編む前回より、いくらか楽だったような気がする。 足部分は殻の初めの方と同様に、「I-コード」で編むことになっているが、きれいにならないので、前回同様に輪編みをした。前回、短かったの…

平家物語を読む104

巻第七 真盛*1 また、武蔵国の住人・長井斎藤別当実盛は、味方が皆、退散していく中、ただ一騎で何度も引き返しては戦い続けていた。心に期する事があったので、本来は大将軍の装束である赤い錦の衣に、若者が好むような萌葱色の糸で綴った鎧を着て、鍬形の…

午後 気晴らしに裏の森へ散歩に行く。 青々と茂った葉に太陽の光がさえぎられ、森の中は涼しい。昨日の雨のせいか、緑のにおいが立ち込めていた。 ところどころから、光が差し込んでいた。 二羽で行動しているBlue Jay(アオカケス)を見かける。 先日も同じ…

遠い海

子供の頃、父は時々、私を散歩に誘ってくれた。当時、母はいつも忙しくしていたような気がする。姉はどうしていたのだろう、思い出せないが、この父と私の二人という図はしょっちゅうあったように思う。行き先は歩いて十五分ほどのところにある神社が多かっ…

走っているクロの姿を撮る。 安野光雅の「絵のある人生―見る楽しみ、描く喜び― (岩波新書)」の中に、19世紀にカメラが発明された時、瞬間的に切り取られた動作が、それまで想像していたものとまったく違うので、人々は非常に驚いたとある。うさぎが耳を立て…

平家物語を読む103

巻第七 篠原合戦 義仲はそこで、諸社へ領地を贈った。白山には横江・宮丸*1、菅生石部神社*2には能美の庄*3、多太八幡神社*4には蝶屋の庄*5、気比神宮*6には飯原の庄*7を、平泉寺には藤島*8の七つの郷を寄付した。 先年の石橋の合戦の時、兵衛佐・源頼朝を射…

平家物語を読む102

巻第七 倶利伽羅落*1 さて、源平両軍は対陣した。その間隔はわずか三町*2ほどである。源氏も進まず、平氏も進まない。義仲は腕の達者な射手十五騎を盾の前に進ませた。その十五騎は開戦の合図である鏑矢を、平家の陣の中へ射た。平家はこれを策略とは知らず…

Nautie

raratoさんが紹介されていたknitty.comのNautie(オウム貝)が、あまりに魅力的なので、春になり片付けていた編み棒と毛糸をまた出してきた。 糸はヘリンボーン手袋の余り(Rowanspun 4Ply )を使用。 見事な螺旋形、嬉しくなります。目玉も毛糸にしました。…

二羽のRed-bellied Woodpecker(ズアカシマセゲラ)のオスが、鳴きながら激しく攻撃し合っていた。近くの木にメスの姿もあった。 頭部の赤が大きいオス。

夏のように暑い一日だった。 昼過ぎ、アパートの裏手に広がるカウンティーの森へ散歩に行く。どの木も若葉を身にまとい、一ヶ月前とはすっかり風景が変っている。 四、五日前にも、ほんの少し足を踏み入れたのだが、その時より更に葉が茂っている。この森に…

平家物語を読む101

巻第七 願書*1 木曾義仲は「平家はきっと大勢であろうから、砺波山を越え開けた所へ出て、正面から戦うつもりであろう。だが、正面からぶつかり合う戦は、兵士の数でその勝敗が決まるものだ。兵士の多い事をかさにかけて攻められてはまずい事になるだろう。…

今朝、Tufted Titmouse(エボシガラ)のつがいが、またフィーダーとバードバスにやって来た。昼間、鳴声が近くでするので見に行ってみると、また来ていた。 この分だと、このつがいはこれからも通うだろう。嬉しい。 だが、すぐ近くでさえずっているCarolina…

夕方、Tufted Titmouse(エボシガラ)のつがいがフィーダーにやって来ていることに気付いた。鳴声を出さずに来るので、意外とわからない。 エサはその場で食べるのではなく、くわえて近くの木に行ってから食べているようだった。 二羽とも水浴びをしていたが…