2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

リスの関心が逸れたようなので、二週間ほど前からテラスに再びスエットケーキをつりさげている。 訪れる鳥の行動を見ていると、キビやひまわりの種を入れたフィーダーより、スエットの方が人気があるようだ。 小雨降る中、Tufted Titmouse(エボシガラ)がや…

無常を知る

平家は滅びた。清盛の次女であり、壇の浦で入水した安徳天皇の生母である建礼門院徳子は、大原の山奥にある寂光院で平家一門の人々の死後の冥福を祈って日を暮す。 ある時、徳子は後白河法皇の思いがけない訪問を受ける。以下引用文は、法皇を前にして徳子の…

散らかしながらヘイを食べるクロ。

天気予報によると週半ばから天気が崩れるらしい。それならば晴れているうちにと、川沿いの国立公園へ行くことにした。 葉がほとんど落ち、どの木も枝を露わにしている。 枝の上で「キュッキュッキュ」と鳴いていたRed-bellied Woodpecker(ズアカシマセゲラ…

日曜日、天気がいいので昼からいつもの川の少し上流へ行く。 木々の葉がすべて落ちてしまったせいで、まるで知らない場所のようだ。不思議な気持ちがした。 林の向こうに透けて見える川。葉が生い茂っていた頃は、見ることのできなかった風景。 Northern Car…

注文していたクッキーカッターが届いたので、さっそく落ち葉のクッキーを作る。 結局、生地はプレーンと抹茶、ココアの三種だけにした。すりおろしニンジンやかぼちゃペーストを用いると、焼き上がりが他のものと違ってしまいそうなので。これらのパウダーが…

平家物語を読む196(最終話)

灌頂巻 女院死去*1 そうしているうちに寂光院の鐘の声が響き、今日も暮れたことが思い知らされた。夕日が西に傾いたので、名残惜しく思いながらも、後白河法皇は涙を押さえて帰途につかれた。建礼門院は今さらのように昔を思い出されて、こらえ切れない涙を…

フェルト靴

Felt Clogsが完成する。 編み方は難しいことはなかったが、後から作った方が小さくなってしまい、ほどいて編み直さなければならなかった。 テラス裏の林は、黄葉まっただ中です。 フェルト化前の状態。驚くほど大きい。 フェルト化後。ちょうどいいサイズに…

平家物語を読む195

灌頂巻 六道*1之沙汰*2 「世を捨てた身の常で、何の差支えがあるというのでしょう。すぐにお会いして、お帰りいただくようになさいませ」阿波の内侍がこう言ったので、建礼門院は庵室に入られた。「念仏を一回唱えては、窓の前に仏のお迎えの光が射す事を期…

黄桃のロールケーキを作る。ココア生地にした。

朝から青空だった。川沿いの国立公園へ行くことに。 今日は祝日、道路はどこもすいている。が、到着すると、思っていた通り、公園内は人がいっぱいだった。 人を避けて、山の方へ入る。 薮の中のRuby-crowned Kinglet(ルビーキクイタダキ)。 Yellow-rumped…

フェルト靴

US13号(9mm)という太い針を使うのは初めてなので、最初のうちは編みにくく感じた。 このUS13号、指定の24”の針が店になかったので、29”を購入していた。が、途中で編み進めるのが不可能になる。仕方なく、店に行って16”のものと交換した。 毛糸は二本どりで…

平家物語を読む194

灌頂巻 大原御幸*1 このような中、文治二年の春の頃、後白河法皇は建礼門院の大原の閑居へお見舞いに訪れたいと思われたが、二月・三月の頃は風が激しく、寒さもまだまだ残っており、峰を覆う白雪も谷の氷の融けずに残っていたため先送りとなった。春が過ぎ…

フェルト靴

もっとフェルト化をしてみたいと思って調べているうちに、たくさんの人が作っているFiber TrendsのFelt Clogsが目に留まった。 どうしても作ってみたくなり、パターン($5)を取り寄せた。毛糸はフェルトバッグの時と同じPatonsのClassic Woolで。 ちょうど冬…

切手

普段使う39セントの切手を購入する。 懐かしい絵本からのもの、穀物のもの。75セント切手は日本へのハガキ用。

川沿いの国立公園へ。先週は天気が思わしくなかったため、訪れることができなかった。 真冬のような格好で向かう。 背の高い木はすっかり葉が落ちていた。 湿原の木道を入る。見上げた枝ではGolden-crowned Kinglet(アメリカキクイタダキ)、足元の茂みでは…

アンモナイト型うさぎ。 ほどけた。 今日も元気でした。

十一月

今日も風が吹いている。強弱の差はあるにしても、一日中、休むことなく吹いている。 窓の内側から、一枚また一枚と風に流される木の葉を眺めるのはいい。だが、つい気分をよくして外に出ると、すぐに耳が冷たくなり背中がぞくぞくしてくる。いくら歩いても一…

平家物語を読む193

灌頂巻 大原入*1 そんな中でも時折、冷泉大納言・隆房卿*2と七条修理大夫・信隆卿の北の方*3が、忍びつつ訪ねて来た。「あの人たちの世話になるとは、昔は思いもしなかったものを」と建礼門院が涙を流されると、そばに仕える女房たちも皆が涙で袖を濡らした。…

テラスの手すりの上で、リスがどんぐりを食べていた。

平家物語を読む192

灌頂巻 女院出家*1 故清盛公の次女で、故高倉上皇の后である建礼門院は、東山の麓の吉田*2の辺りに身を置かれる事となった。中納言法印・慶恵*3という奈良の法師の宿坊である。長い年月により住み荒らされ、庭には草が深く茂り、軒には羊歯がびっしりと生え…

落ち葉

今の季節、道の脇や駐車場の隅には、落ち葉が山のようにたまっている。 赤に黄、そして茶、じっと見ていたら何だかおいしそうに見えてきた。クッキーにしてみてはどうだろう。 調べてみると、秋の葉をかたどったクッキーカッターはたくさんあった。やはり誰…

ケージの中で夕飯を済ませた後、クロはもうひと眠りする。この時はすっかり横になってしまうことが多い。かなり熟睡しているようだ。 時折、口をむにゃむにゃさせているのはなぜだろう。

平家物語を読む191

巻第十二 六代被斬*1(二) さて、建久元年十一月七日、鎌倉殿が都を訪れた。九日に正二位大納言になり、十一日には大納言右大将を兼ねる事が決まった。ところがすぐに両職を辞して、十二月四日に関東へ向かった。 建久三年三月十三日に後白河法皇が崩御、御…

冬鳥

今住んでいるアパートで、初めての秋を迎えている。 春、引っ越してすぐに掛けたバードフィーダーにやって来る鳥も、見慣れた顔ばかりになった。Downy Woodpecker(セジロコゲラ)、White-breasted Nuthatch(カオジロゴジュウカラ)、Carolina Wren(チャバ…

平家物語を読む190

巻第十二 六代被斬*1(一) さて、十四、五歳になった六代御前は、顔も姿もますます美しくなり、周囲が照り輝くほどであった。母親は「ああ、平家の世の中であったなら、今頃は近衛司になっているだろうに」と言ったが、余りに高望みな事であった。 鎌倉殿は…

ヘリンボーンの手袋*1を編んでいる。 針はUS2号、糸はRowanspun 4Ply 712と728を使用。 *1:たた&たた夫の編物入門より

外を眺めるクロ。

木立には小鳥の他に、Red-bellied Woodpecker(ズアカシマセゲラ)などキツツキの姿もある。 聞き慣れない鳴き声の主は、Yellow-bellied Sapsucker(シルスイキツツキ)だった。 のどが赤いのはオスだけ。 キツツキを撮るのに夢中になっていたら、すぐそばの…

朝起きると青空だった。空気は冷たく、風が気持ちいい。南西に下って1時間半ほど、州境にある湖へ行くことにした。 湖の周囲のあちこちに公園や遊歩道が整備されている。適当な駐車場に車をとめて歩いた。 靴より大きいおばけ松ぼっくり。 湖(実はダム湖)…