日常

今年の年度末はこれまでになく仕事が重なり、2月上旬から平日も土日もないような日が続いていた。今日、一連の仕事の最後の1件を納品できたので、ようやく一息つけそうだ。4月も決して暇という訳ではないが、土日のどっちかは休めるだろう。

途中、急な寒気でガタガタ震えながら半日寝込んだり(発熱はなかったので自律神経がやられた?)、ここ2週間ほどはずっと二日酔いのような頭痛が続いたりしたが(これはストレス?)、身体がもってくれてよかった。

そんな中でも週一のランニングは続けることができた。疲れ切っていても走ることで頭がすっきりとリセットされるのが気持ちいいのと、今週も走れたということが小さな自信の積み重ねにもなった。

これまで、仕事が忙しいときはいつも、日常に戻ったらあれをしようとかあそこに行こうとか、そんなことを考えて気を紛らわせていたが、つい先日の土曜の朝、目覚めた布団の中でふと気づいた。

年齢的にも今の職場の状況的にも、来年以降も今年と同じようなあるいはそれ以上に忙しい年度末がやってくる可能性は高い。そうであるなら、これを日常としてその中で自分を見失わないやり方を見つけていくのが正解なのではないか。

そう気づいてから、疲れた切った身体の重さは変わらなくても、気持ちは格段に軽くなった。私のひそかな信条である「夫、三界は只心ひとつなり」はやっぱり真実だった。人生は心の持ちよう次第なのであった。

ところで、最近は通勤電車で串田孫一を読んでいる。内容はもちろんのこと、巧だけれど少しも嫌味のない文章にすっかりはまっている。

202402 野付半島 エゾシカ