2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

平家物語を読む21

巻第二 西光被斬*1 さて、延暦寺の僧たちが前の座主・明雲を取り返しかくまっていると聞いて、後白河法皇はひどく心の乱れを感じた。西光法師は「延暦寺の僧たちが規律や秩序そむいた無法な行いをするのは今に始まった事ではありませんが、今回の事はもって…

平家物語を読む20

巻第二 一行阿闍梨之沙汰*1 十禅師権現の前で、延暦寺の僧たちはまた評議を行った。「そもそも私たちは粟津に向かい、天台座主を取り返すべきである。ただし検非違使の役人と流刑地に護送する役人が付いているだろうから、何の障害もなく座主を取り返す事は…

昨晩、クロの後足の爪を切った。 慣れてきたので初めの一本をいつもより短く切ったところ、血がにじんでしまい、クロは大暴れした。 本当に申し訳ない。

ヘリンボーンの手袋が完成。 なかなか手強かったが、何とかできた。付け心地はとてもいい。 別色の糸でも編んでみたい。

文章修業

約三年前、半年間ほど文章の添削を受けたことがある。その頃の私は、何かを書いてみてはその拙さに「もう書くのはやめよう」としばらく書くことから離れ、また戻ってくるということを繰り返していた。そのくせ変な自信だけはあった。結局、書くことに見切り…

川沿いの国立公園へ。 太陽が高くなっても、それほど暑く感じないようになった。そのせいか、トレーニングの人も増えてきたようだ。 「Jay Jay(ジェイジェイ)」と鳴きながら、木から木へ渡っていたBlue Jay(アオカケス)。 Eastern Phoebe(ツキヒメハエ…

平家物語を読む19

巻第二 座主流*1 治承元年五月五日、天台宗の座主*2・明雲は宮中の法会や経典の講義に呼ばれる資格を剥奪された上に、使者の蔵人から、如意輪法の本尊*3の護持僧*4の役の返上を命ぜられた。そして検非違使庁の命令を伝える使者によって、今回、神輿を担いで…

鏡を気に入っているクロ。 よく鏡の前で立ち止まり、じっと自分の姿を見ていることがある。 「鏡の裏側も気になるのですが」 DVDプレイヤーの裏側に入る。 兎屋敷の二階の窓からのぞく。 やまたろさんのうさぎの視線 -ウサギ想う故にワレ在の前歯の画像を見…

日曜日。午後から、夫と美術館へ足を運ぶ。 久しぶりに街へ出たので、空に突き刺さるような高いビルが並ぶのを見て少々驚く。 特別展は開催されていないので、常設展だけの鑑賞。 Richard Meier(リチャード・マイヤー)建築の建物。 ヨーロッパの絵画もよか…

紙コップで遊ぶクロ。 かんで振り回したり、頭を突っ込んだり。

ヘリンボーンの手袋*1を編み始めた。 五本指の手袋は少々、手間がかかるが、セーターなどに比べたら格段に早く編み上がるのが嬉しい。 編み棒はUS2号、毛糸はRowanspun 4Ply($4.25/25gで購入)。 色番号は左から、703、728、705、702。今編んでいるのは705…

平家物語を読む18

巻第一 内裏炎上 蔵人左少弁・藤原兼光を中心に、清涼殿の殿上の間では、すぐに前夜の事件についての公卿の評議が行われた。保安四年七月に神輿が京に入った時は、延暦寺の首長に言って赤山社*1に入れた。また保延四年四月に神輿が京に入った時は、祇園園感…

買い物先でクロ用に、葉のついたニンジンとバジルを買った。 差し出したバジルを寝ながら食べる。 ニンジンの葉も喜んで食べる。 起き上がって、どんどん食べる。*画像の鳥は、Ruby-throated Hummingbird(ノドアカハチドリ)です

平家物語を読む17

巻第一 御輿振*1 ところで、加賀守の国司・師高は流罪、国司代官・師経は禁獄に処されるべきだと何度も訴えたにも関わらずまだ裁決がなかったので、延暦寺の僧たちは毎年行う山王社の祭礼を取りやめて、安元三年の四月十三日、午前七時半頃に飾りつけた十禅…

相変わらず黒いクロ。 週末は、後足の爪を切りますよ。

Teddy with Dress

しばらく編み物から離れていたので、手慣らしにクマを編む。 Nursery Knits: More Than 30 Designs for Clothes, Toys and Other Items for 0-3 Year Oldsより。 以前編んだTeddy with Sweater and Wellingtonsと一緒に。 いつの間にか、こんなに増えている。

平家物語を読む16

巻第一 願立*1 神輿は客人の宮*2に入れられた。客人の宮は白山の別当寺で延暦寺の末寺であり、言わば父子の間柄である。訴訟が成功するかどうかはまだ分からないが、生前に父子であった二神の喜びはただこの対面の一事にあった。浦島の子が七代後の子孫に会…

午前中、川沿いの国立公園へ行く。 川のそばを歩くと、空気がひんやりとして気持ちがいい。風が吹くたびに、木の梢から葉がはらはらと落ちてきた。少しづつ秋らしくなっていくようだ。 朝の光を受けて輝くクモの巣。 先日、ハチドリを見た遊歩道に入る。 Rub…

平家物語を読む15

巻第一 俊寛沙汰*1 鵜川軍*2 この法勝寺の俊寛と言う者は、京極の村上源氏・雅俊*3卿の孫で、仁和寺の院家である木寺の僧侶・寛雅の子であった。大納言であった祖父・雅俊卿はそれほど武人として恵まれた家柄ではなかったが、あまりに立腹しやすい短気な人で…

誰かが家にいる時でも、午後から夕方まではクロをケージに入れて休ませることにして三日程がたった。 今のところ、クロの様子は一時期より落ち着いている。おしっこ飛ばしも減ったようだ。 部屋で遊んでいる時のクロ。椅子の上にもよく上がる。 昨晩は、伸び…

朝のうちに川沿いの国立公園へ行く。 青空が広がりとてもいい天気だが、肌寒くて仕方がないので足早に歩いた。 いつも通り、Canada Goose(カナダガン)が出迎えてくれる。 遊歩道をどんどん奥に歩いていくと、あちこちから小鳥の声が聞こえてきた。 姿が確…

平家物語を読む14

巻第一 鹿谷*1 この事件によって延期されていた高倉天皇の元服の儀についての打ち合わせは、同じ月の二十五日に後白河院の御所の殿上の間にて行われた。天皇の元服の際、加冠の役は太政大臣が行うことになっていたため、基房殿を摂政のままにしておくわけに…

平家物語を読む13

巻第一 殿下乗合*1 さて、嘉応元年七月十六日に後白河上皇はご出家なされた。ご出家の後も先頭に立って政務を執られたので、後白河法皇の御所と内裏との区別がつかないほどだった。法皇の御所で法皇のそばに仕える公卿・殿上人、更には御所を警備する武士に…

部屋の模様替えがきっかけだとは言え、クロがうなったり突進してきたりするようになったのは、近頃クロを甘やかし過ぎて、好き放題に行動させていたせいではないかと思い当たる。 ついついクロの好きなようにさせていた飼い主が悪いのであった。うさぎは相手…

陸沈

近頃、平家物語を読むようになって、いろいろと思うところが多い。これは私にとって、初めて一から読む日本の古典でもあるのだが、まずその根底に流れる仏教思想に触れると、日本人である自分の思想形式の大本を垣間見るようで安堵感をも覚える。 また、この…

昨日、急に思い立ってパソコンの机や本棚などを動かして簡単な模様替えをした。 これがクロに大不評で、配置の変わった家具の周りで足をダンダン鳴らしたり、夫と私の足にそれぞれおしっこを飛ばしたりする。この時期のうさぎは特に縄張りにうるさいことをす…

平家物語を読む12

巻第一 東宮立*1 さてその年は新帝が喪に服する期間であるので、御禊*2・大嘗会*3も行われなかった。同年の十二月二十四日、その頃はまだ東の御方と申された建春門院*4の生んだ後白河上皇の第三皇子になる御子に対して、親王と称する許可が下された。翌年、…

朝、夫を仕事場に送った足で川沿いの国立公園へ向かった。 まだ朝もやが残っている。 川に近付こうと茂みの中へ入っていくと、Great Blue Heron(オオアオサギ)が驚いて飛び立った。おどかして申し訳ない。 川の中ほどまで飛んでいってしまった。 その後、…

平家物語を読む11

巻第一 清水寺*1炎上 このように南の僧たちに無礼な振る舞いをされた上は、北の延暦寺の僧たちも黙ってはいられないはずなのだが、何か思慮深く企む事があったのだろうか、一言も文句は言わなかった。天皇がお亡くなりになったせいで、心のない草木までもが…

クロが大きくなり、部屋のトイレが少し狭そうだ。 トイレから跳び出すときに木くずが飛び散ったり、時にはおしっこが外にこぼれていたりすることもあるので、大きいものを購入。 主にフェレット用のトイレ:$9.99 クロのおしっこのついた木くずを入れておく…