2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

耳の毛繕いを始めるクロ。 耳の長いクロは、先までしっかりなめることができる。 最後に両手をなめて顔も。

今日でこちらへ来て丸三年が終わる。当初は三年の予定などとも言っていたので、ひと区切りということでケーキとワインを買って、二人で乾杯した。 一年目、二年目が終わった時とは比べものにならないほど嬉しい。いろいろあったが、こちらでやっていく覚悟の…

徒然草を読む50

第六十一段 皇后・中宮・女御などの高貴な方が御産の際、こしき*1を屋根から落とすというのは、必ずするべき事と決まっているわけではない。御胞衣*2が滞った時に行われるまじないである。滞る事がなければ、こしきを落とす事はない。 元々、下層から始まっ…

青い鳥

赤い鳥が赤いように、当然、青い鳥は青いものだと思っていたのだが、最近になってそうではないということを知り、軽い衝撃を受けた。青い色素を持つ鳥はむしろまれで、青い鳥のほとんどは、羽の構造によって青色に見えている*1だけなのだという。 高校の物理…

徒然草を読む49

第六十段 真乗院*1に、盛親*2僧都という、仏教の知識に優れた高貴な僧がいた。芋頭*3というものを好み、よく食べていた。法談の座においても、大きな鉢に芋頭をうず高く盛ったものを膝元に置き、食べながら仏典を読み、講義を行った。病を患った際には、七日…

身近な野鳥のほとんどを、たった2時間ほど歩いただけで見ることができた。遊歩道のすぐそばの木をNorthern Flicker(ハシボソキツツキ)がつついていたり、他と比べてやや高い場所を歩いている時、目の高さをHawkが横切っていったりと、嬉しいこともあった。…

午後から、市街地のほぼ中央に位置する大きな公園へ出掛ける。 すぐそばに高層ビルが見えるが、公園内はゆったりとした雰囲気で、まるで別世界のよう。ダウンタウンに近いことでこれまでは敬遠していたのだが、もったいないことをした。人もそれなりにいるが…

徒然草を読む48

第五十九段 仏の道に入り悟りを開くという人生における大事を決心した人は、心にひっかかる離れがたい様々な事を成し遂げようとはせず、そのままそっくり捨ててしまうべきである。「もうしばらくしてから。この事が済んでからにしよう」、「同じ事なら、あの…

Eastern Bluebird(ルリツグミ)のいる公園へ。 冬場に訪れた時はほとんど見ることができなかったEastern Bluebird(ルリツグミ)だが、これだけ暖かくなれば、活発に動き回っているに違いないと思いながら向かう。 あっという間にハナミズキが満開に。 いつ…

徒然草を読む47

第五十八段 「求道心があるならば、住む所がどこであろうと関係あるまい。俗人に交わって暮していても、後世を願って修行することに何の困難があるだろうか」と言うのは、後世というものを何も分かっていない人である。本当に、この世をはかなみ、必ず、死ん…

キルト

こつこつとダブルウェディングリングのピースを切っている。 これで1200ピースほど。地布は別にして、あと200ピースほど切ったら、ようやく縫い始めることができる。完成までどのくらい時間がかかるか予想がつかないが、手を止めなければ、いつかは完成する…

桜もそろそろ終わりに近づいている。一度雨が降れば、大方は散ってしまうのではないか。 「新古今和歌集」の春歌、数ある花の歌の中で、式子内親王のひとつが心に留まった。 ふるさとの花の盛は過ぎぬれどおもかげさらぬ春の空かな こんな春の空の下を、私も…

徒然草を読む46

第五十七段 歌に関する話を始めた人の、その歌が拙いと、がっかりさせられる。少しでもその道に明るい人は、不出来な歌を優れたものと思って語ることはあるまい。 何事においても、よく分かっていない分野について話している人というのは、こっけいだし、聞…

散歩から帰ってくると、クロがケージの下に敷いているバスタオルをめくって、そこで丸くなっていた。 寝ていたようだが、 手を入れるとやって来た。ヘイを口元に持っていくと食べる。この頃クロは本当によくヘイを食べる。よってフンも大きいのをたくさんす…

日が少し高くなるのを待って十時頃、近所の川のある公園へ出掛ける。車で5分の距離、歩いても30分かからずに行くことができるのがいい。先日訪れた際、思った以上に野鳥がいることを知った。 通って二年近くになる川沿いの国立公園までは、車で優に35分はか…

徒然草を読む45

第五十六段 久しく疎遠であった後に会った人が、それまで自分に起こった事を、延々と語り続けるというのは感心できない。よく慣れ親しんだ人でも、しばらくぶりに会うと、遠慮を感じるものではないか。二流の人というのは、ちょっと外出した時にも、今日はこ…

今朝、昇りたての太陽の光に照らし出される桜の花を見た。

徒然草を読む44

第五十五段 家の造りは夏を基準にするのがいい。冬は、どのような所にでも住むことができる。暑い季節の質の悪い住居というのは、耐え難いものである。 遣水*1について言えば、水が深いものは涼しげではない。浅く流れている方が、はるかに涼しい。細かいも…

テラスにバードフィーダーを提げて、もうすぐ一年になる。 今でも時折、新しい訪問者に出会うことがあるのは面白い。先日は紅色が美しいHouse Finch(メキシコマシコ)のオスを見かけた。 Tufted Titmouse(エボシガラ)はこの春も、ヒナ鳥を連れてくるだろ…

徒然草を読む43

第五十四段 仁和寺の御室*1に大層美しい稚児がいるのを、何とかして誘い出して遊びたいと企む法師たちがいた。雑芸*2のできる法師たちを仲間に誘い入れると、しゃれた白木の重箱のような器を念入りに作り、箱のようなものの中にきちんと納め入れ、近くの丘陵…

湿原の周囲のトレイルを小一時間、歩いた。 Northern Cardinal(ショウジョウコウカンチョウ)のさえずりが林に響く。湿原では今年初めて見るGreat Egret(ダイサギ)が魚を狙っている。川のそばではOsprey(ミサゴ)と思われる猛禽類が「ピーッピーッ」と口…

日曜日、桜祭が行われると聞き、100マイルほど南下したところにある町まで足を伸ばすことに。 祭はかなり盛り上がっていたが、肝心の桜はほとんどがまだつぼみだった。しかし話に聞いていた通り、町のあちこちで桜の木を見かける。これらがすべて咲いていた…

クロはいつもに増して元気です。 この頃は今までにないほど、ヘイをよく食べる。朝見ると、ペレットが残っていて、ヘイがほとんどなくなっているという日もあるほど。 調子がいいのは何よりです。

葉を落として冬が過ぎるのを待っていた木の枝に、新芽の黄緑が見られる季節になった。 日一日と、固く握っていた手を広げるように、それぞれの葉は大きくなっていく。太陽の光をすっかりさえぎるほどになるのも、そう遠いことではないだろう。

午後、桜の写真をと思い外へ出ると、近くの生垣から鳥の群れがぱあっと飛び立った。生垣の木になる赤い実を食べていたらしい。 まずAmerican Robin(コマツグミ)が目に付いたが、よく見るとほんの少し小さい鳥も混ざっている。高い枝に移動した群れは「リリ…

車の修理も無事に済み、代車生活も終わった。 事故の後処理以外にもいろいろなことが重なり、このところは何かとあわただしかったが、ようやく一段落しそうだ。 部屋の前の桜が満開です。

徒然草を読む42

第五十三段 これもまた仁和寺の法師の話しである。稚児*1が僧になるのでその別れにと、酒宴を張った際、酔って浮かれ騒ぐうちに、そばにあった足つきの鼎を取って、頭にかぶった。つかえるように感じたので、鼻を押さえて顔を押入れ、舞い始めたところ、その…

昼頃、近くの小さな公園へ行く。小川のそばに設けられている短いトレイルを歩いた。 小鳥がにぎやかに群れている林の方へ向かう。 枝から枝へと少しも休むことなく飛び回っていたこのお尻の黄色い鳥は……。 Yellow-rumped Warbler(キヅタアメリカムシクイ)…

徒然草を読む41

第五十二段 仁和寺*1の法師は、年老いるまで石清水八幡宮を拝んだことがないことを情けなく思い、ある時、思い立ってただ一人、徒歩で参詣した。石清水八幡宮付属の極楽寺・高良神社などを拝み、これですべてだと思い込んで帰途についた。 そうして、傍輩に…

例年より早く、昨日から夏時間が始った。 窓の下の猫と目が合う。