Female Eastern Bluebird

日が少し高くなるのを待って十時頃、近所の川のある公園へ出掛ける。車で5分の距離、歩いても30分かからずに行くことができるのがいい。先日訪れた際、思った以上に野鳥がいることを知った。
通って二年近くになる川沿いの国立公園までは、車で優に35分はかかる。野鳥が豊富で木立も適度に明るくとてもいいフィールドなのだが、これまでの二回の事故は共にそこへ向かう道中だった。名残惜しいがたまに訪れる程度にして、もう少し家の近くで頻繁に足を運ぶことのできるフィールドを探そうと考えている。

小さな駐車場に車をとめて、川へと続くトレイルを降りる。

Northern Cadinal(ショウジョウコウカンチョウ)がとにかく多い。あちこちから「フィフィフィ」という声が聞こえた。
Tufted Titmouse(エボシガラ)、Carolina Chickadee(カロライナコガラ)、Brown-headed Nuthatch(チャガシラヒメゴジュウカラ)などもいる。Eastern Bluebird(ルリツグミ)のペアも見かけた。

川沿いのトレイルを歩いていると、突然、川岸の辺りから鳥が飛び立った。「キキキキ」とけたたましい声を上げながら、川の上流へ飛び去った白黒の鳥はBelted Kingfisher(アメリカヤマセミ)のようだ。こんなところにもいたとは……嬉しくなる。
トレイルを一周して後、駐車場の高さまで土手を上り、そこに腰を下ろして一休みした。木立を見上げて鳥を探していると、川の方から何かが草を踏んで走っている音が聞こえてきた。散歩の人が犬を放しているのかと思ってそちらの方を見ると、鹿が川の対岸を走り抜けていく。後ろにもう一頭、また一頭と、結局五頭が通過した。

しばらくこの公園に通ってみようかと思い始めている。