2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「絵のある人生」

色や形の問題は基礎でなくはないけれど、本当の基礎は、心の中にあるもので、「絵が好き」という心情に勝る基礎はありません。 ――「6 絵を始める人のために」より 安野光雅の著書「絵のある人生―見る楽しみ、描く喜び― (岩波新書)」は、氏の告白である。自…

PTクルーザー

我が家の車はもうすぐ30000マイル、昨年の春にバッテリー交換をしてからは、なかなか調子がいい。なぜか半年に一度、冷却水の補充が必要だが(特に漏れてはいない……)、このくらいはもう、気にしにないことにした。 それまでは、冬季の度重なるバッテリー上…

居間から続いている小さなサンルームに、パソコンや机を置いて書斎代わりにしている。 クロはいつの間にかパソコンの裏に入り込んで、スピーカーのコードを噛み切っていたことがある。危ないので、何とかしなければと思いつつ先延ばしになっていたのだが、今…

平家物語を読む82

巻第五 五節之沙汰*1 ところが平家側では何の音もしない。人に様子を見に行かせると、「皆、逃げています」と言う。中には敵の忘れた鎧を取ってくる者や、敵の捨てた大幕*2を取ってくる者もいて、「敵の陣地には蝿一匹すら飛んでいません」と言う。兵衛佐・…

三週間ぶりに川沿いの国立公園へ。まだ雲が広がっている。 道沿いの林で、Red-bellied Woodpecker(ズアカシマセゲラ)が二羽、「キョンキョン」と鳴き交わしながら追いかけあっている。求愛行動のようだ。 オスは頭部の赤が大きい。 メスは赤が小さい。 Red…

このところずっと空がさえない。しばらく太陽を見ていない気がするほどだ。天気予報によると、土曜まではぐずぐずとした天気が続くらしい。 今朝、朝食の準備をしながら窓の外を見ていた。日の出と共にどんどん外が明るくなっていく。玄関を出て空を見上げた…

耳を後足でかくクロ。 結構、深くまで足先を入れてかきます。 *画像の鳥は、Snowy Egret(アメリカコサギ)です

平家物語を読む81

巻第五 富士川 さて福原では、伊豆国の頼朝に軍勢がつかないうちに討手を送るべきだと、公卿の評議が行われた。大将軍の権亮*1少将・平維盛*2、副将軍の薩摩守・平忠教*3を先頭に、九月十八日に都を発った総勢三万騎以上の軍勢は、十九日に旧都に着き、二十…

鳥類画

ここのところ、天気が思わしくなく、なかなか野鳥を見に散歩にでることができない。こんな時は野鳥ガイドや鳥の写真集などを眺めて、気を紛らわすことになる。 中でも、1982年発行の切手シート、「Birds and Flowers of the Fifty States*1」は、全体を眺め…

平家物語を読む80

巻第五 福原院宣*1 文覚は近藤四郎国高という者に預けられて、伊豆国の奈古屋寺*2に住んだ。よく兵衛左・源頼朝のところを訪ねては、昔や今の事をあれこれと話して気を紛らわせていたが、ある時、文覚は頼朝に向かってこう言った。「平家では何と言っても重…

指なし手袋を編む。 糸はOpal Dreamcatcher(1236)、針はUS1号で。 ミトンカバーをつけてみることにした。減らし目は引き返し編みで。 親指にもカバーをつける予定。

いつもより少しだけりりしい表情のクロを撮ることができた。 エサを食べている最中なので、下あごが少し開き、そのせいでアゴがわずかにとがって見えるのが原因でしょうか。 これがいつもの顔。 *画像の鳥は、Whimbrel(チュウシャクシギ)です。影もまた、…

平家物語を読む79

巻第五 文学被流*1 ちょうどその時、後白河法皇の御前では太政大臣・藤原師長が琵琶をかき鳴らしながら歌を披露していた。按察*2大納言・源資賢*3卿は拍子を取って風俗・催馬楽*4を、右馬頭・源資時*5と四位侍従・盛定*6は和琴をかきならし当世風の歌をいろ…

また寒さがぶりかえした。2月に入って、半袖で過ごせる日もあったのに、今日はセーターにコートが必要なほど。 3月いっぱいで今のアパートを出ることにしたので、近頃は暇を見て、引越し先を探している。 この都市にはまだまだ森が多い。今回の引越しは、そ…

一旦ケージに入れられてしまえばそれはそれで適当に過ごすクロなのだが、一週間の留守番以来はケージに戻されるのを前より嫌がるようになってしまった。 家の人間が身支度を始めると、すぐにソファの裏に隠れてしまう。ただ着替えをしているだけなのに、いつ…

平家物語を読む78

巻第五 勧進帳 文覚はその後、高雄山という山の奥で修行をしながら暮らしていた。この高雄山に、神護寺という山寺がある。もともとは昔、称徳天皇*1の頃、和気清麻呂が建立した寺であった。長い間、修繕される事がなかったので、春は霞が立ちこめ、秋は霧に…

足袋型靴下、完成。 模様の出方を楽しみたいのもあって、左右の模様合わせはしなかった。 思ったより派手なので家用になりそう。はき心地はとてもよい。

一週間の運動不足のせいか、クロはちょっと太ったよう。 眠いクロ。 *画像の鳥は、Northern Mockingbird(マネシツグミ)です

平家物語を読む77

巻第五 文学荒行*1 そもそも源頼朝という者は、平治元年十二月*2、父である左馬頭・義朝の謀反によって、永暦元年三月二十日に十四歳にして伊豆国へ流され、それから二十年以上の年月を送ってきた。これまで、何も起こさずにいたから無事に過ごす事ができた…

母が洋裁学校の出でなので、幼い頃、私たち姉妹の服はTシャツなどを除けば母の作ったものがほとんどだった。今思えば、安物の既製品とは違い、縫い目も裏地もしっかりとしており、布地も上質なものばかりである。そして何よりも、母が時間をさいて作ってくれ…

桜の木から鳥の鳴声がするので探すと、花の間からHouse Finch(メキシコマシコ)の顔が見えました。

アパートの桜は盛りを過ぎ、そろそろ終わりを迎えようとしている。

平家物語を読む76

巻第五 咸陽宮*1 また、朝敵がその本懐を遂げなかった例を異国に求めると、燕の太子丹という者がいる。秦の始皇帝に捕らわれ監禁されて十二年になる頃、太子丹が涙を流して「私は本国に年老いた母がいます。暇をいただいて、この母に会いたいのですが」と言…

一週間の留守中、毎朝、クロの様子をライブカメラで確認していた。何もすることはできないが、元気な姿を見ることができるだけでも安心度は高かった。 だが、最後の三日間はライブカメラを見ることができなかった。停電か何かで、パソコンの電源が落ちてしま…

動物園

寄り道をしすぎて、午後になってようやく目的地の都市へ着いた。一度は訪れてみたかった動物園へ向かう。 ここの動物園はとても広く、一日では回りきれないほど。Aviary(鳥類舎)がいくつもあるのも魅力だ。 起きているパンダを初めて見たような気がする。 …

最南端の都市へ向かう。途中、渡り鳥が集まる野鳥保護区へ寄る。 川の中州に大きな白い鳥が数羽、集まっている。サギにしては大き過ぎるし首が太い、白鳥だろうかと思って、双眼鏡を覗く。 なんと、American White Pelican(アメリカシロペリカン)だった。 …

明日の朝には、今いるホテルを離れる。午前中、最後にもう一回、昨日の池へ行くことに。 シギ、チドリやカモメがいっぱい集まっていたがペリカンの姿はない。 冬羽のBlack-bellied Plover(ダイゼン)だろうか。 日向に集まって、休んでいる。 Snowy Plover…

午前中、ホテル前の浜沿いに設けられている遊歩道を散歩する。平日というのに、海はサーフィンを楽しむ人ですでにいっぱいだ。 途中、ふとサーフィンの人のすぐ上を一羽のBrown Pelican(カッショクペリカン)が飛んでいることに気付く。 もっと近くへ来てく…

朝 六時前にホテルを出て、昨日の港へ向かう。 間近でBrown Pelican(カッショクペリカン)に会えるのかと思うと、昨夜はあまり眠れなかった。楽しみで仕方がない。 夜が明けるにつれて、ぞくぞくと鳥が集まってきた。 中にはGreat Egret(ダイサギ)や、Gre…

午後、近くの小さな港へ行く。 Brown Pelican(カッショクペリカン)を探すが、どこにもその姿はない。容易には見られないのだろうか。 いるのはカモメばかりです。 仕方ないので、European Starling(ホシムクドリ)を撮る。もう夏羽になっています。 観光…