湿原の周囲のトレイルを小一時間、歩いた。
Northern Cardinal(ショウジョウコウカンチョウ)のさえずりが林に響く。湿原では今年初めて見るGreat Egret(ダイサギ)が魚を狙っている。川のそばではOsprey(ミサゴ)と思われる猛禽類が「ピーッピーッ」と口笛のような鳴き声を上げながら、頭上を横切った。

このYellow-rumped Warbler(キヅタアメリカムシクイ)以外にも冬鳥は、White-throated Sparrow(ノドジロシトド)がいた。
湿原の池の上を低く飛び回っていたのは夏鳥のNorthern Rough-winged Swallow(オビナシショウドウツバメ)のようだった。
ところで、橋の下を歩いていた時、乾いた砂地にポツポツと窪んだところがあるのを見ながら、「こういう場所を見ると、子供の頃のくせで、アリジゴクがいるのではと思ってしまうよねえ」と夫と話していたら、それらは本当にアリジゴクの巣だった。掘り返してみた夫によると、日本のより小型だが鎌は大きかったそうだ。帰ってから調べると、英名は「Antlion」、Ant(アリ)と捕食者の意味のLion(ライオン)からきているらしい。