2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

平家物語を読む189

巻第十二 泊瀬六代*1 そうしているうちに、文覚もさっと現れた。六代御前を請い受けた事で、すこぶる機嫌がよかった。「鎌倉殿が『この若君の父である三位中将・維盛殿は、私の最初の戦の大将軍である。誰が助命を願い出ても叶えられはしない』とおっしゃっ…

時間の取れるうちにと、来年の年賀状代わりのハガキを作る。 今回も、この一年で撮った野鳥の写真から。 一年間のまとめともいえるので、作るのもそれなりに楽しい。

フェルトバッグ

フェルトバッグが完成。 洗濯機で回すだけで、本当にちゃんとフェルト化されるのかと半信半疑だったが、思った以上にしっかりと仕上がったので驚く。面白いので、また何か作ってみたい。 作り方 ①すべてメリアスで本体と紐を編む ②洗濯(湯洗い、水注ぎ)の…

ようやく雨が上がったので、川沿いの国立公園へ行く。 駐車場に車を停めて外へ出たとたん、濡れた落ち葉と湿った土の匂いが鼻を突いたが、五分ほど歩いているうちに気にならなくなった。 ただ湿度は高いままなので、歩くたびにジーンズが足にまとわりつくよ…

平家物語を読む188

巻第十二 六代(二) こうして日々を重ねているうちに、二十日は束の間に過ぎた。文覚はまだ現れない。どうなったのだろうと返って心配になり、母親は今になって再びもだえ焦がれた。北条時政も「文覚が約束した日数も既に過ぎてしまった。いつまでも都にと…

夜間に部屋の温度が極端に下がらないよう気をつけていたら、クロは以前のように活発になった。 足にもまとわりついてくるし、私の姿が視界から消えると探しに駆けて来る。 寒さに適応していただけで、特に大人になったわけではなかったよう……。 柔らかいフン…

平家物語を読む187

巻第十二 六代(一) 北条四郎時政の計略により「平家の子孫という人を見つけ出したならば、所望に応えよう」という告示が広くなされた。これを知った都中の者たちは、この辺りの事はよく知っている、見つけ出して褒美をもらおうと、平家の子孫を探し求めた…

フェルト化

ベッドカバーにする布地を選ぼうかと向かった店で、フェルト化されたサンプルと共に新しい毛糸が陳列されているのを見つける。 そのサンプルを見たり触ったりしていたら、どうしてもやってみたくなり毛糸を買って帰った。バッグにするつもり。 果たして上手…

今週末も紅葉見に行くと、先週から決めていた。 行き先は車で北に一時間半ほどのところにある峡谷、州立公園の一つだ。 滝が見渡せる場所まで、遊歩道を進む。紅葉時期とあって、かなり人が多い。 谷が深いため太陽の光は既にさえぎられていたが、壮観な眺め…

背中の毛繕いをするクロ。 来月末には二歳になります。

朝は朝食の後、夜は夕食を済ませてひと眠りした後と、決まった時間にしかクロはケージを噛んで「出せだせ」と言わなくなった。 務めて、毎日同じ時間に同じことをするようにしてきたのがやはりよかったようだ。

今日は「晴れ」だという天気予報を信じて、曇り空のなか家を出る。 今朝方から吹き始めた風のせいで、木の葉が激しく舞い上がっている。道路を横切る大量の木の葉の流れに目を奪われ、ハンドル操作を過ちそうになる。大水の潜水橋を走行する危険を思い出す。…

三界は只心一つなり

ちょっとしたきっかけで、どうにも心が乱された。悔しいことに、何をしていても集中できない。 こういう時はじたばたせずに、新しい時間が積み重なるのを待つに限る。今はその不快な出来事が、本でいえば表紙を飾っているからこそ耐え難いのだ。新しいページ…