徒然草を読む13

Pine Warbler

第十六段

 神楽とは、優雅で、何とも味わいがあるものである。
 楽器の音といえば、笛・ひちりき。琵琶・和琴の音に至っては、常に聞いていたいほどである。

第十七段

 山寺に引きこもって、仏道修行に勤しんでいると、寂しいなどと感じることもなく、心の濁りも清まるような心地がするものだ。