2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

アパートの敷地内にあったとてつもなく大きな木が切られてしまった。 百歳近い木でした。

あまりに天気がいいので、夫を職場に送ったその足でEastern Bluebird(ルリツグミ)のいる公園へ向かう。 しかし寒いせいか、小鳥はほとんど見当たらない。 かろうじて、木の梢にHouse Finch(メキシコマシコ)のオスとメスを見つけた。 ところで、家のフィ…

「モモちゃんとアカネちゃん」

ずいぶん幼い頃に読んだ松谷みよ子の「モモちゃんとアカネちゃん」シリーズ、もうほとんど内容は覚えていない。そのうちの一冊があるきっかけから、今になって再び私の手元へやって来た。 物語は一見のどかに進みながら、ドキッとするような現実をも含んでい…

徒然草を読む6

第七段 あだし野*1の露が消える事なく、鳥部山*2の煙がいつまでも消えずに留まっているというのが習いであったとしたら、もののあわれというものもなかったであろう。この世は寿命が定まっていない事こそが何とも言えない趣となっているのだ。 命あるものを…

夜、クロのケージの上に毛布を掛ける。 すっかりかぶせてしまうと息苦しいかと思い、ケージの前面の左端にわずかな隙間を空けているのだが、クロはよくその隙間の真正面に座り込み、こちらをじっーっと見ている。

徒然草を読む5

第六段 高貴な身分である場合にも、ましてや取るに足らないような身分である場合はもちろんの事、子というものはないのがいいであろう。 前の中務卿・兼明親王*1、九条太政大臣・藤原信長、花園左大臣・源有仁*2、これらは皆、一家が絶える事を願われた。染…

晴れた。川沿いの国立公園へ行く。 昨夜の雨のせいか、公園へ向かう途中、大木が倒れて道をふさいでいた。迂回する。橋を通る際に見下ろした川はかなり増水していた。そんなに激しい雨とは思わなかったが。 川沿いを歩く。風が湿っていて変に寒い。お腹が痛…

徒然草を読む4

第四段 後世の事を常に心に置き、仏の道に通じているのが、奥ゆかしい。 第五段 不幸にも憂悶に沈んでいる人が、軽はずみに髪を下ろす事などを決心したのではなく、いるかいないかも分からないかのように、門を閉じて、出世の機会を期待する事もなく日を暮す…

橋の周りには、州立公園ということでトレイルや休憩所もあった。 歩く度に前方の木の枝から何かの鳥が飛び立つほど、小鳥が多い。特に、Eastern Bluebird(ルリツグミ)とPine Warbler(マツアメリカムシクイ)が目についた。 はっとするほど明るい黄色なの…

Covered Bridge 3

見事に晴れた。気温も高く、とても一月とは思えない。 昼から、東へ一時間半ほどの州立公園の中にあるという、Covered Bridge(屋根つきの橋)を訪ねることに。 1885年に造られたというこの橋、Covered Bridgeとしてはかなり長く、70メートル近くもある。 春…

徒然草を読む3

第二段 いにしえの聖帝の治世の政をも忘れ、民の嘆きも、国が悪い状態に陥っている事をも知らず、すべてにおいて華美の限りを尽くしてそれをすばらしい事と思い、所狭しと偉そうにしている人とは、情けなく、思慮がない人と思われる。 「衣冠より馬車に至る…

ツボ足・へつり

この頃は、寝床で開く坂本直行の「開墾の記」を楽しみにしている。学生時代を北海道で過ごした私は、山登りをほんの一年ほどかじった。氏の十勝での生活描写から漂ってくる冷えた空気が、時に何とも言えない懐かしい気持ちを起こさせる。 ふと、忘れかけてい…

徒然草を読む2

第一段 さて、この世に生まれたからには、こうありたいと願う事が多くあるものだ。 帝の位は、余りに恐れ多い。御子の子孫まで人間の種ではないのだから、特別である。摂政・関白の位は言うまでもなく、それ以外の貴族の中でも、舎人などを朝廷から頂戴する…

年が明けてもクロは変わらず元気です。 かなり寄ってみました。 クロのあごの裏。

LADY ELEANOR ENTRELAC STOLE

ようやく完成する。 普段使いにしたかったので、洗濯機で洗うこともできる手頃な毛糸を選んだ。ストールにするには重い糸だが、ひざ掛けにはふさわしい。温かさはなかなかだ。 微妙な段染めがあります。 でき上がる頃には、軽い糸でストールも編んでみたいと…

徒然草を読む1

はじめに 「徒然草」を読むと決めてから、序段を現代語にするまで、長い時間があった。兼好の言う「つれづれ」とはどのようなものだったのかを、何かにつけて考えていたからだ。 しかし、この一文だけで兼好を知ろうとするのは無理な話しだ。こんな当たり前…