Carolina Wren

朝起きた時、空には雲が薄くかかっていた。天気予報によると、徐々に晴れるとのこと。散歩に出ることにした。
とはいえ、あまり気分が乗らない。車を運転しながら、やはり今日はやめようか、と思う。夏だし、鳥もそれほど見られないに決まっている。
だが、そう思う日に限って思いがけない収穫があるものだ、と思ったりもする。結局、そんなことを思っているうちに川沿いの国立公園へ着いた。

Eastern Tiger Swallowtail(トラフアゲハ)のメスがいた。黒の中の青が美しい。
大きな鳴き声と共に、目の前の枝に飛び出してきた鳥が一羽。

Carolina Wren*1(チャバラミソサザイ)です。羽がやや覚束ないように見えた。

道端に咲く何気ない花がきれいだった。
湿原の中ほどで、黄色い羽のAmerican Goldfinch(オウゴンヒワ)が三羽ほどで追いかけ合っては騒いでいる。それに驚いたのか、突然一羽の鳥が飛び出してきて、木の先に一瞬だけとまった。

Belted Kingfisher(アメリカヤマセミ)のメスだった。
しばらくすると、さきほどのAmerican Goldfinch(オウゴンヒワ)がこちらにやって来た。

鮮やかな黄色が目を引くオス。
と、すぐ近くで聞き慣れない鳥の声がする。姿を探すと、黒っぽいやや大きめの鳥だった。

肉眼では黒にしか見えなかったが、ファインダーから覗くと濃い青色であることがわかった。Blue Grosbeak(ルリイカル)のオスだ。

青い鳥はどうしてか興奮してしまう。近くにメスらしき鳥の姿もあった。
ほんの一時間で、いろいろな鳥を見ることができたので、いい気分で帰路についた。やはり、期待しない日の方が収穫が多いようだ……。

左:今朝も恐ろしいものを発見   右:ビーバーらしき足跡


ところで、家のスエットには近頃、頭部の赤いオスのDowny Woodpecker(セジロコゲラ)がやって来る。メスは頭部の赤がない。メスも来るが、やはり赤い頭を見つけると嬉しくなってしまいます。

よく似ているHairy Woodpecker(セジロアカゲラ)との相違点の一つである、尻尾の縞が見える。

*1:右上画像も