2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

徒然草を読む21

第二十五段 飛鳥川の淵瀬*1のように常ならぬこの世では、時が移ると、すべてが過去のものとなる。楽しみは去り悲しみが訪れ、栄華を極めた人が住んでいた辺りも人気のない野原となり、今も変わらずにある住居では主人が変わってしまっている。桃李がものを言…

Cedar Waxwing

水曜の夜、夫を迎えに行こうとしたら車のバッテリーが完全に上がっていた。チャージャーをつなぐとエンジンはかかったが、はずすとすぐに切れてしまう。結局この夜、夫は歩いて家まで帰ってきた。といっても30分ほどの距離だ。 これがきっかけになり、以前か…

うさぎの前足は、大きくて丈夫そうな後ろ足とは対照的に、小さくてかわいらしい。

キルト

パッチワークのテーブルマットが完成。 仕上げに、チャコペンシルの跡を消すため洗濯機で回したのだが、特に問題なかったので、どんどん使ってじゃぶじゃぶ洗おうと思っている。 ステッチ跡をあまり目立たせたくなかったので、今回もハワイアンキルトのクッ…

徒然草を読む20

第二十四段 斎宮*1が、伊勢に下る前に斎戒のため一年間、嵯峨野の宮にこもる様子というのは、何とも優美で、興趣あることこの上ない。「経」「仏」などの言葉を忌み、「染紙*2」「なかご*3」などと言うことになっているのも味わいがある。 神社とは、何をと…

徒然草を読む19

第二十三段 仏法の衰えた末世とはいえ、それでもなお、皇居の神々しい様子だけは、世俗じみず、麗しいものである。 露台*1・朝餉の間*2、内裏にある何々殿・何々門など、これらの名には何と気品が感じられることか。身分の低い者が仕える所にもある蔀*3の小…

晴れたので川沿いの国立公園へ行く。相変わらず寒いので、今朝も完全装備で。 鳥の声がほとんどしないせいか、やけに静かに感じる。しかしだからといって鳥がいないわけではなかった。 日の当たる枝の上で丸くなっていたTufted Titmouse(エボシガラ)を見つ…

童謡

街に一軒だけある日本の本屋で、以前から目をつけていた本が割引されていたのでようやく買うことにした。 この本屋は規模でいうと、日本の商店街の本屋のそれも小さ目のといった風で、品揃えは決してよくはない。本棚に並ぶ本は最近のものばかりのようだし、…

徒然草を読む18

第二十二段 何事も、古い世のものには心がひかれる。当世は、何事もひどく俗っぽくなっていくようだ。指物師の作った美しい器物も、古代風のものこそが見事であるように見える。 手紙の言葉なども、昔のものは書き損じでさえ素晴らしい。音にして口に出す言…

キルト

テーブルマットを作ろうと思ったのは、友人が貸してくれたパッチワークの本に一目で気に入ったパターンがあったからだ。 とりあえず、二枚作っている。来週中には仕上げたい。

徒然草を読む17

第二十一段 すべてのことは、月を見ることによって、慰められるものであるが、ある人が「月ほど心をひくものはない」と言った時、別の一人は「露というものは、更に人の心をひくものだ」と言って、口論になったというから面白い。その時分によく調和していれ…

クロが湯たんぽのような形になっていた。