PTクルーザー

治療後

冬から車の調子が悪い。朝にバッテリーが上がっていることがある。ブースターケーブルは必需品だ。
一月のこと、一年前に車を買った大手中古車店はバッテリーの電圧を測定するだけで、「異常はない」と言い放った。毎日乗ってはいるものの、時間は三十分前後と短い。そのせいかと思い、それからは充電不足にならないよう気をつけていた。だが、今朝またエンジンがかからなかった。この一週間で三回目だ。通りかかったアパートの住人に助けてもらい、ジャンプスタートで始動させる。
明らかにおかしいので、少し郊外にあるクライスラーの代理店に電話をしてバッテリー交換の予約を取った。今日でも構わないと言うので、早速行くことにした。
サービスの事務所はこぢんまりしていたが、対応はよく、仕事も速かった。我が家の車はまだ18,000マイルを過ぎたところ。30,000マイル未満の場合、初期不良ということでクライスラーの保証がきくらしい。嬉しいことに、無料でバッテリーを新しいものに交換してくれた。
実際、車の調子が良くなるかどうかはまだ分からない。もし電気系統の故障だったなら、またいずれバッテリーは上がってしまうだろう。
それでも、今日行った代理店の対応が良かったので、何かあったらまた行けばいい、と思えた。


アメリカ車に乗る人間は大らかでなければ務まらないと誰かが言ってたが、最近は妙に納得している。日本で日本車に乗っていたときは一度もトラブルがなかったので、車とはそんなものだと思い込んでいた。が、そうではないということがアメリカ車に乗ってよくわかった。日本車の性能はずば抜けているそうだ。
これからもいろいろとトラブルがあるかもしれないが、気に入って買った車だ、大事に乗り続けよう。