第七十六段 世間で勢いが盛んだと思われている人のもとで、悲しい事や喜ばしい事があると、多くの人が見舞いや祝いのために家を訪れる。そんな中に、聖法師*1が交じって、取り次ぎを申し込み、門口にたたずんでいるのを見ると、そのようにしなくともいいのに…
届いたばかりの写真集のページをめくっていて、ある一枚に何の前触れもなく心を奪われた。青空の下、水辺を果てしなく埋め尽くす白い光……ワタスゲだろうか。 人の気配が感じられない雄大な自然を前にすると、何ともいえない絶対的な安堵を覚えることがある。…
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