巻第十 八島院宣*1 さて、平三左衛門・重国と後白河法皇の御所の召次所に勤める下役人は、屋島に赴き、法皇の命がしたためられた文書を平家に渡した。宗盛公以下の平家一門の公卿・殿上人が集まり、これを開いた。内容は以下の通りである。 安徳天皇が皇居を…
昼過ぎ、窓の外で何か小さいものが動いた。 虫かな、と思って見ていると、すっと窓のすぐそばの小枝に止まった。ハチドリだった。緑の背に白の腹、Ruby-throated Hummingbird(ノドアカハチドリ)のメスか幼鳥のようだった。 しばらく、胸のドキドキが止まら…
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