Golden-crowned Kinglet

雲ひとつなく晴れ渡ったので、川沿いの国立公園へ行く。
昨日からぐんと寒くなった。少し厚着をしてきたのだが、あまりの寒さに小走りになる。手袋をして毛糸の帽子をかぶっている人もいた。
今朝はあまり小鳥の声がしない。姿も見当たらない。不思議に思っていると、上空を旋回する猛禽類の姿が。
それでも、林の奥の方では小鳥が飛び回っていた。とても敏速に動き回っていたのはGolden-crowned Kinglet*1アメリキクイタダキ)のようだった。
林の奥から出てくると、遊歩道のすぐそばの木に、じっと留まっている大きな鳥が。

Red-shouldered Hawk(カタアカノスリ)ではないか。とても近い。やはり寒いのか、羽を膨らませている。

さっき飛んでいた個体だろうか。

立派な爪。これで獲物を捕らえるのだなあと思う。
誰も入って来ないような道だったので、しばらくの間、そこにいたのはノスリと私だけだった。不思議な感覚だった。
川の方へ下りてみると、見慣れない水鳥が一羽、しきりに潜っている。

Hooded Merganser(オウギアイサ)のオスだ。北から渡ってきたのだろう。特徴のある冠羽は、水に潜った直後はぺったりとしている(右画像)。近くにメスがいないか探したが見つからなかった。

Red-shouldered Hawk(カタアカノスリ)の留まっていた木のそばにいたリス。いつもはすぐに逃げるリスがこうしてじっとしているのは、ノスリを警戒してだろうか。
この後も、何度かRed-shouldered Hawk(カタアカノスリ)と思われる猛禽類が、梢に留まっている小鳥を襲うのを見かけた。そのせいだろう、妙に静かな朝だった。

*1:右上画像参照