2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

朝、川沿いの国立公園へ行く。 上がりきらない太陽の光を受け、木立が影を落とすので、道はまだ湿っていた。そのせいか、息を吸うと水分を多く含んだ濃厚な空気が体の中へ流れ込むようで、気持ちがいい。 視線の端で動くのは、せっせと食べ物を探すリスだ。…

平家物語を読む66

巻第四 宮御最期*1 足利忠綱は朽葉のように黄に赤味がかった綾織の衣を着て、赤革で綴った鎧を着け、鹿の角を付けた兜をしめ、黄金の太刀を差し、黒白の斑文が鮮やかな鷲の羽の矢を背負い、藤蔓を巻きつけた弓を持って、斑文のある葦毛の馬に、柏の木に留ま…

掃除の終わったケージにクロを戻す時、部屋に出ているクロはこれを察する。 椅子の下や兎屋敷など、人の手が届かないところに隠れるので、どうしても捕まえられない時は、ドライフルーツの袋をカサカサ鳴らしてクロをおびき寄せる。 ケージの前で、ドライフ…

朝、霧が出た。車を走らせていると、ビルの上階が霞んで見えない。 今日はEastern Bluebird(ルリツグミ)のいる公園へ行った。 House Finch(メキシコマシコ)が群れていた。この頭部の赤いのはオス。 Eastern Bluebird(ルリツグミ)の姿もあったが、少な…

John Muir

この本には「国立公園の父」と呼ばれ、アメリカの自然保護活動を推進したジョン・ミューアの「The Story of My Boyhood and Youth(1913)」、「My First Summer in the Sierra(1911)」、「The Mountains of California(1894)」及び、短いエッセイが十篇ほど収…

意外と長いうさぎのしっぽ。 *画像の鳥は、Red-shouldered Hawk(カタアカノスリ)の幼鳥です

平家物語を読む65

巻第四 橋合戦 高倉の宮は三井寺から宇治までの間に、六度も落馬なされた。これは昨夜、眠られなかったからだということで、宇治橋の橋板、柱四つ分を取り去ってから、高倉の宮は平等院でしばらく休まれた。六波羅では「それ、高倉の宮が南の興福寺へ向かっ…

Nature Center

日曜日、天気がよく気温も上がった。午後からいつもの川の少し上流にあるネイチャーセンターへ足を運ぶ。夫は初めて、私は7月に友人と共に一度行っている。木々の葉がすっかり落ちたので、その頃とはまた様子が違うだろうと楽しみだ。 園内にいるビーバーが…

平家物語を読む64

巻第四 大衆揃*1 軍の背面に向かう老僧たちは総勢一千人、大将軍の三位入道・源頼政を筆頭に、乗円房の阿闍梨・慶秀、律成房の阿闍梨・日胤、帥の法印・禅智とその弟子・義宝と禅房などが、手に手に松明を持って如意が峰へと向かった。軍の正面には、大将軍…

今日、ふと気付いたのですが、 よく見ると、うっすらヒゲが生えてきています。 うぶ毛のようですが、確かに。このまま育ってほしいものです。

アパートの窓のすぐ外に、大きな松の木が一本ある。一年中葉を落とすことのないこの木の枝陰で、たまに鳥を見かけることがある。 春はNorthern Cardinal(ショウジョウコウカンチョウ)のつがい。夏には羽を休めるHouse Finch(メキシコマシコ)の姿があった…

平家物語を読む63

巻第四 永僉議*1 三井寺では、再び僧たちが集まって評議を始めた。「延暦寺は心変わりして、興福寺はまだ来ない。この事が先延ばしになるのはよくない。さあ、六波羅に押し寄せて、夜討ちにしよう。老いた者と若い者は二手に別れて、老僧たちは如意が峰から…

平家物語を読む62

巻第四 南都牒状 受け取った文書を読んだ比叡山・延暦寺の僧たちは、「これはどういうことだ。当山の末寺でありながら、鳥の左右の翼のようなもの、車の二つの輪のようなものなどと、当寺の格を下げて言うとはけしからぬ」と言って、返事を送らなかった。そ…

うさぎの一本釣り。

晴れたので川沿いの国立公園へ行く。 このところ暖かいのでトレーニングの人も多い。 道沿いの木にいたTufted Titmouse(エボシガラ)。相変わらずかわいい。 高い松の木にとまるGreat Blue Heron(オオアオサギ)にカメラを向けていた男性が話しかけてきた…

ピーターと狼

子供の頃に繰り返し聞いた曲がふとしたきっかけで頭の中によみがえり、懐かしさを感じる。と同時に、当時は特に意識しなかったその魅力を、改めて知ることがある。 私の場合、それは小学校の音楽会で歌った「モルダウ」だったり、同じく小学校の学芸会の挿入…

雨が上がったのは明け方近くだったようだ。朝、外へ出ると、地面はまだ濡れていた。 見事に晴れたので川沿いの国立公園へ向かう。が、公園へ着く頃には、空は雲に覆われてしまった。 昨日の雨で川が増水しているせいか、珍しくCanada Goose(カナダガン)が…

背中の毛づくろいをする時のクロは、首を大きく振ってはなめ、振ってはなめを繰り返す。 必死の様相に見えてしまいます。 *画像の鳥は、Cedar Waxwing(ヒメレンジャク)です

平家物語を読む61

巻第四 山門牒状 三井寺では法螺貝とかねの音を合図に、僧たちが評議を始めた。「近頃の世間の様子を考えてみると、仏法の衰微、王法*1の衰弱がまさに当てはまっている。この頃の清盛入道の乱暴な悪行を今戒めなければ、いつ戒めるというのか。高倉の宮がこ…

家人が出かけることを、すばやく察知するクロ。さあケージに入れようと思うと見当たらない。 兎屋敷に隠れていました。が、底抜けなので、すぐに確保されました。 本年もよろしくお願いします。

元旦の日曜日、お雑煮とささやかなおせち料理をいただいた後、水族館へ行くことにした。 水族館は昨秋オープンしたばかりで、まだまだ混雑している。加えて祝日ということもあり、たくさんの人でごった返していた。 海洋ゾーンを通り抜けるトンネル。時に、…