ようやく朝から晴れた。おかげで気温はかなり下がっている。できるだけ温かくして川へ向かうことにする。
川のそばは一段と寒かった。少しでも風が吹くと、思わず顔をしかめてしまうほどだ。しばらく歩くうちに、露出している頬にヒリヒリと焼けるような痛みを覚える。長い間忘れていた寒さによる感覚だ。
あまり鳥の声がしない中でも、Carolina Wren(チャバラミソサザイ)だけは元気だった。あちこちから高らかなさえずりが響いてくる。
道端の低い枝にとまっていたEastern Phoebe(ツキヒメハエトリ)。白い腹が目立っている。
寒くなってから、よく見かけるようになった。
静かにエサを探していたSong Sparrow(ウタスズメ)。草の擦れる音がしなければ、目に入らなかったかもしれない。
道端の枝にはDowny Woodpecker(セジロコゲラ)の姿が。
今までにないほど丸い。
家に着いても手の冷えは残ったままで、蛇口から出る水を温かく感じた。子供の頃によくこんなことがあったなあと懐かしかった。