第九十九段 堀川の太政大臣*1は、見目美しく富裕であり、事につけ度を越した贅沢を好まれる人であった。次男の基俊卿を検非違使庁の長官にして、その事務を行われたのだが、舎屋の唐櫃*2が見苦しいからと、美しく作り改めるように命じられた。だが、この唐櫃…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。