2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

反省

「書くこと」に何よりも必要なのは、客観的な目である。だから、「書くこと」で真実へ近付こうとしている人間にとっては、自分自身への反省こそがすべてだと言えるのではないか。ドストエフスキーもジイドも、自己を徹底的に理解するところから始めている。…

川沿いの国立公園へ散歩に行く。 今朝はいつもより一時間近く早いので、人が少ない。それとも風が強いせいだろうか。 道沿いの林では、Tufted Titmouse(エボシガラ)が二羽で追いかけ合っていた。オスとメスなのだろう。 木の枝では、体を大きくそらしてCar…

すっかり暖かくなり、アパートの敷地にいる小鳥も活発に動き回っているように見える。 去年と比べると、House Finch(メキシコマシコ)は数が増えたが、Song Sparrow(ウタスズメ)はめったに見かけなくなったように思う。 木のてっぺんで、ずっと歌っていた…

暖かくなったと思ったら、まるで夏のように暑くなってきた。 日曜日、ここから車で一時間ほどの都市に出かけた。1800年頃に全米で最初の州立大学ができたこの都市は、小さいながら伝統があり、様々な店が軒を連ねる街を歩くだけでも楽しむことができた。 街…

Wood Duck

今日の午後、外出のついでに近所の小さな自然保護区域へ寄ってみた。州のバーディングのサイトで見つけた場所だ。地図にも載っておらず、道案内の看板もないが、入口の前には車が数台止まっていた。 樹林の中を縫うように細い遊歩道がある。時々、寝言のよう…

平家物語を読む87

巻第六 葵前*1 中でもしみじみと心を打つのは、中宮の御所へ仕えている女房の召し使っていた少女が、思いがけなく高倉天皇のお側で寵愛を受けた事である。ただ世間にありきたりのその場限りの気まぐれな気持ちからではなく、天皇は誠実に愛情を持っておられ…

前足の爪を切りました。

ブティ

暖かくなってきたので、キルトを始めることにした。 ブティは初めてなので、小物より大きいものの方がいいかと思い、クッションから。まずは図案通りに縫っていく。 裏から光を当てています。 この後、裏から綿を入れていく。うまくいくといいが。フランスの…

約一年前、初めてペット屋でクロに会った時、店員がやって見せてくれたことがある。 片手に乗せたクロの目の周りをもう片方の手の指でくるりとなぞるというものだが、これをするとクロの耳が前に立ってきた。 初めの頃は面白くてよくやっていたが、最近はや…

平家物語を読む86

巻第六 紅葉 高倉上皇は情がとても細やかで、人々は心を寄せお慕いしていた。おそらく醍醐・村上天皇*1でさえも、高倉上皇には敵わないのではと人々は言い合った。大抵において天皇が、賢王だと言われたり、恵み深い行いをされたりするのも、成人の後、物事…

午前中、川沿いの国立公園へ行く。 人が増えていたが、鳥も多かった。どちらも活発だ。どんどん春になっていくのが嬉しいのは同じ気持ちか。 湿原の小道を折れると、あちこちでDowny Woodpecker(セジロコゲラ)が木の幹をつついている。 後頭部が赤いのはオ…

平家物語を読む85

巻第六 新院崩御 治承五年の元旦、内裏では、東国での戦と奈良の焼討により、天皇に年賀の辞を申し上げる儀式も取りやめになり、天皇がお出ましになる事もなかった。楽器の音もせず、舞楽も演奏されず、元日の節会にはいつも参賀する吉野の国栖*1の姿もなか…

平家物語を読む84

巻第五 奈良炎上 都ではまた、「高倉の宮*1が園城寺*2へ入られた時、奈良の興福寺の僧たちはこれに同意し、更には高倉の宮が興福寺へ入られるのを迎えに出た。これにより興福寺も朝敵である。よって興福寺も三井寺も攻めるべきだ」という事になり、奈良の興…

スープの話し

数年前にドイツを訪れたのは五月、まだセーターなしでは過ごせないほど寒かったが、フランクフルトから目的地へ向かう列車の窓から外を眺めていると、淡いピンク色の花を咲かせる木があちこちで目についた。リンゴの花だった。日本の梅のように、春がすぐそ…

森を散歩していると、どこからか「コンコンコン」と木の幹をつつく音が聞こえてきた。 Carolina Chickadee(カロライナコガラ)がたくさんいる。 Eastern Bluebird(ルリツグミ)もいた。こちらはメス*1。 「フィフィフィ」と、よく通る声でさえずっていたTu…

よくやく4月の頭に引っ越す部屋が決まった。 目星を付けていたアパートをいざ訪ねると希望の部屋が空いていなかったため、また数箇所のアパートを回るはめになったが、結果的に最も希望にあった部屋を見つけることができた。 アパートの敷地の奥には、カウン…

週に一回ほど、毛球症予防のために、生パイナップルをカットして冷凍したものを融かして、クロに与えていた。 が、ここのところすっかり忘れていた……。 今日、久しぶりにパイナップルジュースをのんだクロ。あっという間になくなったのが不満なのか、空にな…

今は紫木蓮が満開です。 こちらで見かけるモクレンは紫ばかり、白木蓮には出会ったことがない。

晴れたので、川沿いの国立公園へ行く。 もう暖かいだろうと思って薄着をしてきたら、風が強くて寒い。 新芽も風に揺れる。 たいてい同じ木にいるRed-headed Woodpecker(ズアカキツツキ)。 川にはGreat Blue Heron(オオアオサギ)が何羽も出ていた。二羽で…

ミトンカバーつき指なし手袋

おおよそ完成。あとは、ボタンか何かで、ミトン部分を本体に固定できるようにしなければならない。 ミトン部分を本体につける時、位置がなかなか定まらず何度かやり直した。 ミトンと親指カバーをかぶせると、このようになる。 嫌がるクロと。

クロはよく、カーペットと壁の継ぎ目を前足で掘っている。土ではないので、もちろん掘れるわけではないが、穴うさぎの本能のようなものなのだろう。 いらいらしている時は、ところ構わず掘っています。 最近、前足の何本かの爪の付け根がピンク色になって少…