巻第六 築島*1 他ならぬその葬送の夜、不思議な事がたくさん起こった。玉を磨いて金銀をちりばめて作られた西八条殿が、その夜突然、焼けてしまったのだ。人の家が焼けるのはよくある事であるが、これには驚かされた。何者の仕業かというと、放火だったと聞…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。