夕方近くになると、それまでの青空から一転、激しい雷雨がやって来る季節になった。雨は乾き切った空気と地面とを瞬く間に潤してくれる。いつからか私はこの雨を待ち遠しいと思うようになった。
というのも、昨年と一昨年はこの夕立がほとんどなかったのだ。だが今年は雨の日が目に見えて多い。この調子で少しでも多くの雨が降ってくれるといいのだが。州の水不足は今なお深刻だ。