「星がすごいよ」という夫の声で目が覚めた。
時計の針は五時前を指している。急いで外へ出ると雲はすっかり消えており、かわりに大量の星が空を占めていた。眺めているうちにも、どんどんその数は増えていく。

空が明るくなり始めるまでの時間、夫はひたすら星を撮った。

日の出間際の青、何ともいえない静寂が辺りを包む。

とうとう山に薄紅色の光が当たる。みるみるうちに雲が現れ始めた。

今回の旅行中、これほど天気のいい日はもうないだろう。さっさと宿を後にして、昨日訪れた山へ向かう。

昨日は見えなかった風景が。

山の中では雲が出始めている。

この時季に行くことのできる所まで行っても、まだ青空を見ることができた。

麓を流れる川から。
目で見た時、とても美しいと思った紅葉・雪山・青空だが、写真にすると平凡な感じに。

白い山並みを右手に見ながら西へ。

夕方、宿のそばの湖から。
今晩からの宿は昨日までの宿より標高が500mも低い所にある。