矢絣

好きないせ辰の風呂敷を見ていて、日本の伝統柄を編み込むとどうなるかと思い、編んでみた。
とりあえず簡単そうな矢絣でスワッチを編む。
悪くはないが、毛羽立った素材のせいで、本来、絣の織地に現れるすっきりとした感じが消えてしまう。
日本の伝統柄は絹と共に歩き、シェットランドの伝統柄は羊毛と共に歩いた。伝統柄にはそれぞれの歴史が集約されていて、その素材も決して切り離すことのできないものなのだと、納得させられた。
とはいえ、これはこれで面白いので、和装時の冬用のカバンなどにいつか用いてみたい。

US1号で編んだ小さめのヘリンボーン手袋完成(右)。
野菜を育てるしっかりした手の夫の母には左の手袋を、刺繍の上手な小さな手の私の母には右の手袋を送ろう。次は父用の紳士物手袋を編む。