2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

徒然草を読む159

第百九十七段 定額*1というのは、諸寺に一定数置かれた僧*2だけに使われる語ではなく、女孺*3にも「定額の女孺」という風に使われる事が、延喜式*4に見られる。これらはすべて、一定数の身分の低い役人に共通する通称である。 第百九十八段 ただ名を揚げる事…

日曜の午後遅く、いつもの川のやや上流のエリアへ散歩に出掛ける。 昨年、Jewelweedの花が満開になるこの時期に訪れたところ、あちこちでRuby-throated Hummingbird(ノドアカハチドリ)が飛び回っていた所だ。 川岸へ下りると、数羽のCanada Goose(カナダ…

クロの体調が安定している。 思い切って生野菜を与えるのをやめたのが、クロにはよかったのかもしれない。柔らかいフンをして辛そうに丸くなることがなくなった。

徒然草を読む158

第百九十五段 ある人が久我縄手*1を通っていた際、どういう訳か小袖*2に大口袴*3を着た人が、木作りの地蔵を田の中の水に浸して、念入りに洗っていた。合点が行かないまま見ていると、狩衣の男が二、三人現れて、「ここにいらっしゃいました」と言うと、この…

徒然草を読む157

第百九十四段 ものの道理に明るい人の、人を見る眼には、少しも間違いがない。 例えば、ある人が世間に対して嘘を作り出し、他人をだまそうとするような時に、素直にこれを本当だと思って、言われるままにだまされる人がいる。あるいは、余りに深く信用して…

徒然草を読む156

第百九十二段 神社・仏閣を詣でるなら、人の多く詣でる祭日や縁日ではない日や、または夜がいい。 第百九十三段 ものの道理に暗い人が、他人の智を推測できるとは思わない。ましてや、それが的中するはずもない。 つまらない人で、碁を打つ事ばかりに頭が働…

青空のところどころに薄い雲が広がっている。今朝もさほど暑くはない。 川沿いの国立公園へ。いつの雨のせいだろうか、川は増水していた。 虫の音が一層にぎやかになった。 湿原のあちこちで花を咲かせるJewelweed。Ruby-throated Hummingbird(ノドアカハチ…

徒然草を読む155

第百九十一段 「夜に入ると、物の見映えがよくない」という人は、実に情けない。すべてのものの美しさ・装飾・色調も、夜であればこそ麗しい。昼は、簡素で地味な姿でいてもいいだろうが、夜は、きらびやかで華やかな装束でいるのが実にいい。人の姿も、夜の…

一週間ほど前から、テラスのフィーダーにHouse Finch(メキシコマシコ)の親子がやって来るようになった。急に辺りがにぎやかになるので、すぐに分かる。 ところで、フィーダーに来る鳥の中で一番強いのが、このHouse Finchだ。立派なクチバシを持ったWhite-…

徒然草を読む154

第百九十段 妻というものこそ、男が持ってはならないものである。「いつも独り住まいですから」などと聞くと、奥ゆかしく思われるものであるが、「某の婿になってしまった」とか、または「これこれという女を家に連れ込んで一緒に住んでいる」などと聞くと、…

祝日、昼から南へ一時間ほど下ったところにある水道局の湿原へ出掛けた。 九月に入った頃から、強い日差しの下でもふと涼しさを感じる日が増えてきた。このまま秋になるのだろう。それはそれで寂しい気がする。 予想していた以上に、鳥の姿はなかった。が、…