2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

徒然草を読む57

第七十段 後醍醐天皇の御即位後に行われた大嘗会*1での事である。清暑堂*2での神楽の後、催馬楽の演奏が催された。この頃、宮中の琵琶の名器の一つ・玄上*3は盗まれていて宮中にはない。菊亭*4大臣がもう一つの琵琶の名器・牧馬*5をかき鳴らそうと、席に着き…

また、クロが隙間にはさまっていた。 自分のケージの下です。 http://video.google.com/videoplay?docid=-8994489851067947381 クロはケージの掃除後に与えられるドライフルーツが何よりの楽しみ。その時を察して、ケージに自ら跳び込み、ドライフルーツの到…

徒然草を読む56

第六十九段 書写山円教寺*1の性空*2上人は、法華経を読み唱える功徳が積もって、六根*3が清浄になった人であった。旅人を泊める仮小屋に立ち入った際、豆の殻を焚き、その火で豆を煮ていた。煮られている豆がぶつぶつと音を立てているのを聞いていると、「親…

徒然草を読む55

第六十八段 筑紫の、何とかという名の押領使*1かその辺りの官職の者の話しであるが、大根を万事に効く薬と考え、毎朝二本づつ焼いては食べるという事を長く続けていた。 ある時、館の内に人がいない隙を見計らって、敵が襲って来た。周りを取り囲まれ攻め入…

北東部に季節外れの大雪を降らせた寒波のせいで、昨日から急に寒くなった。ついこの間まで最高気温が25℃以上という日が続いていたというのに、朝晩は零下にまでなるとか。 とはいえ昼間は10℃ほどにはなるので、今日のように晴れてくれれば、爽やかで返って気…

興奮すると、すぐに白目が出てしまうクロ。

徒然草を読む54

第六十七段 賀茂別雷神社*1の二つの摂社、岩本・橋本の祭神は、在原業平・藤原実方である。人々がよくこれらの祭神を言い間違えるので、昨年参詣した際に、横を通り過ぎた年老いた神官を呼び止めて尋ねたところ、「実方を祭ったのは、御手洗*2にその霊が影と…

徒然草を読む53

第六十六段 岡本関白*1殿が、花盛りの紅梅の枝に、雉*2のつがいを添えて差し出すようにと、鷹飼の役人、下毛野武勝*3に命じられたところ、「花の枝に雉を取り付ける術は、存じておりません。一枝に二羽の雉を取り付ける事も心得ておりません」と言うので、関…

先日、鹿を見かけた家のそばの公園へ行く。期待して、同じくらいの時間に訪れたのだが、残念ながら鹿には会えなかった。 若葉の黄緑ばかりの中に、ちらほらハナミズキの白が見られる。 Eastern Bluebird(ルリツグミ)の青も、若葉の下では殊に美しい。

徒然草を読む52

第六十三段 正月八日から七日間は「後七日*1」と呼ばれ、大内裏の真言院で仏事が行われる。これを執り行う阿闍梨*2が、警護の武士を集めるのは、いつだったか盗人の被害に遭った事により、宿直人*3と呼ばれた警護番を置く事にしたのが始まりで、今ではこのよ…

ブティ

中山久美子ジェラルツさんの新しいブティの本が出た。迷わず購入する。 ブティは他のキルトに比べて段違いに時間がかかるが、その分出来上がった時の喜びも大きいような気がする。作ってみたいクッションをまた見つけてしまった。

徒然草を読む51

第六十二段 延政門院*1が幼くいらっしゃった頃、父君の後嵯峨院の御所を訪れる人に、歌を言付けられた事があった。 ふたつ文字*2、牛の角の文字*3、真っ直ぐな文字*4、歪んだ文字*5、あなたのことは思われます 「こいしく」思い申し上げているという意味であ…

小雨がぱらつく中、夫の職場近くにある公園へ散歩に出掛ける。近くにありながら、一度も訪れたことのなかった場所。 大きな池の縁ではCanada Goose(カナダガン)がくつろいでいた。Red-tailed(アカオ)かRed-shouldered(カタアカ)か、ノスリの姿も見かけ…